旅するように学ぶ

仕事のこと、夫婦のこと、子育てのこと。日々感じたことや学びをつれづれと。

復帰12日目、女性に家庭内の負担が集中する無意識の文化。

昨日はいつ保育園からお迎えコールがくるかとドキドキして過ごしてましたが、電話も来ず、ホッ。久しぶりで、グスグスだったようですが、帰宅してからはご機嫌で遊んでいました。だいぶ体調よくなってきたようで、ミルクもやっと普通に200飲めるくらいになってきました。

それにしても、母が来てくれていると、ご飯も充実するし、家に帰ってご飯が準備されている幸せを改めて感じます。家に帰ってご飯があることは当たり前じゃない。残業して働く男性はぜひ奥さんにありがとうを伝えてほしいものですね。

以前も紹介した「育休世代のジレンマ」という本に、こんな記述がありました。

皮肉なことに、妻の企業の両立支援が整えば整うほど、夫の調整は必要なくなり、家庭内で妻が二重負担を背負いやすくなる可能性があるのだ。

復帰する前は、息子のお迎えコールや仕事を休まないといけない時など、私ばかりが対応するのはイヤだ、バランスよくいこう、と思っていたし、今も気持ちとしてはふたりでやりたいと思っています。
ただ、復帰してみると、女性である私の方は、異動になったり、休んでも大丈夫だから、と、やや過剰にも感じるくらいの配慮をもらって、休みやすいし早退もしやすい環境になりました。(それが当たり前ではないし、有難いことだと十分認識してるし、だから気を遣わず休んでいいわけではもちろんないけれど)
しかしながら、男性である夫の側は、そういうなにかが変わるわけではありません。幸い理解のある職場なので、夫がお迎えに行ったり病院に連れて行ってくれたりもしてくれてはいますが、自ら働きかけていろんな調整をしてくれています。そうすると、夫が休むよりも私が休む方が休みやすいし、なんとなく合理的な感じがして、私が休もうかってなるなぁと感じています。

実際、復帰して12日目で、すでに休んだのは私が3日、夫が0.5日。積み重なれば、この過重バランスは開いていくんだろうなと思います。(それが悪いということではなくて。これを無意識的に選択してしまっている、ということがこの過重バランスを生む文化にまた無意識的に加担してしまっているなぁと思っています)


社会の構造として、ワーキングマザーの支援ではなく、ワーキングマザーと同時にワーキングファザーの支援をしていくことが、産後クライシスや産後うつなどの問題解決にもつながるんじゃないかなぁ。うーん。

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