旅するように学ぶ

仕事のこと、夫婦のこと、子育てのこと。日々感じたことや学びをつれづれと。

復帰45日目、切実な思いが工夫を生む。

育休から復帰して2ヶ月半。最近、夫の家事が効率アップした、という出来事が続いている。急速に家事の段取り力があがっている夫。正直なところ、本当におどろいている。

 

我が家の夫は、息子がうまれてから1ヶ月育休をとり、家事を一手に担ってくれたことで、劇的に家事力(特に料理)が向上しました。1つ1つの家事、たとえば、料理をつくる、食事の片づけをする、洗濯をほす、ということについて、説明しなくてもできるようになったという状態で、すごいー助かるーと思っていたけれど、家事全体としてみるとすごく効率がいいというわけではありませんでした。

 

たとえば、夕飯の準備をする⇒シンクにおさまらないくらいのボールや食器などなど⇒後片付けをする⇒朝食の準備をする⇒またしてもシンクに食器がたまる⇒あと片づけをする と、1つ1つのタスクを順番にやっていくようなイメージです。

 

合間の時間で片づけしながらやると、シンクに食器がたまらなくて楽だよ。

とか

食器を洗っている間にコンロが空いてるから朝ご飯のおかゆを火にかけておくと早いよ。

など、何回か(いや何回も)言っても、たいして変わらなかったんです、今までずっと。

 

我が家は帰宅するとまず息子の授乳をするので、私が授乳している間に夫が夕飯の準備をしてくれることが多いのですが、最近、夕飯後にあとに「あとは明日の朝ご飯の準備しなきゃだよねー?」と聞くと、「もう終わってるよ!」「お弁当づくりも終わってる!」と言われたり、

お風呂に入る前に洗濯物を洗濯機に入れ、洗剤もセットされて、「お風呂からあがったら、ホース入れてスイッチいれるだけだよ~」と言われたりということが最近立て続けにありました。

 

 この事件(!?)を受けて、気付いたことは、「もっとこうしたい」という気持ちが工夫を生むということ。

今回の場合、私が復帰をしたことで、ふたりで定時にあがっていても、帰宅してからは忙しい。息子を着替えさせて、離乳食を準備して食べさせて片づけて、、、自分たちのご飯をつくって食べて、息子をお風呂に入れなきゃいけないし、寝かしつけなきゃいけない。明日の保育園の準備に朝ご飯の準備、なんなら明日の夕ご飯の下ごしらえ。あーあと洗濯も。

起床時間が早くなったこともあり、ふたりとも寝不足状態でもあって、「早く家事を終わらせて寝たいね」「家に帰ってきてからふたりでゆっくり話す時間もないね」と最近話していました。家事を早く終わらせて寝たい!という気持ちが、早く家事を終えるにはどうしたらいいか?ということを考えを生み、工夫が生まれたのではないかと推察しています。

 

これは、仕事でも同じで、「定時にあがる」と決めたからこそ、やり方を考えたり、工夫するという行動が生まれます。

逆にいえば、帰る時間を決めずに働く状態からは、工夫が生まれません。

 
なんらかの切実な思いが、工夫をうみ、大きな成果につながるのかもしれない。そんなことを感じる今日この頃です。
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