旅するように学ぶ

仕事のこと、夫婦のこと、子育てのこと。日々感じたことや学びをつれづれと。

ワーキングマザーのキャリアはプランドハップンスタンスセオリーが効く?

先日、自分の誕生日を迎え、なんとなくここ10年くらいのことを振り返りました。感じたことは、もう子どもが生まれる前の自分に戻るということはないんだ、ということ。


親になって働くことへの漠然とした不安

息子が生まれるまでは、子どもができたら様々な制限が生まれる、そのことが不安でたまりませんでした。つわりで仕事を急に休んだりして迷惑をかけるんじゃないか、育休で1年も休むなんて信じられない、自分のポジションはなくなってしまう、自由な時間がなくなってしまう、不安は尽きません。

育休から復帰する前も、とても不安で、本を読んだり勉強したり、キャリアを考えたり、スムーズに復帰するために、準備を重ねました。


ワーキングマザーになって得たチャンス

復帰をして半年少したって、今の仕事や状況は、新卒で働き始めた時も、今の会社に転職した時も、妊娠がわかった時にもまったく想像していないものです。大好きだった人事の仕事から離れることも、管理部門一筋だった私が事業部門で働くことも、ましては新規事業に関わるなんて、自分ではこわくて選べなかったキャリアです。

だけど、息子が生まれたことで、新しいチャレンジやキャリアチェンジの機会が生まれました。

計画通りにはいかない

復帰から半年たってみて、新しい仕事へのチャレンジは大変だし、人生もキャリアも計画通りにはならないけど、子どもが生まれたことが、私のキャリアにたくさんの転機をもってきてくれていると感じるようになりました。

思い出したのは、就職活動中に学んだ、プランドハップンスタンスセオリーのこと。

その予期しない出来事をただ待つだけでなく、自ら創り出せるように積極的に行動したり、周囲の出来事に神経を研ぎ澄ませたりして、偶然を意図的・計画的にステップアップの機会へと変えていくべきだというのが同理論の中心となる考え方です。
キャリアの話ではありますが、人生でも一緒だなぁと思います。


計画通りにはならないからこそチャレンジする


そして、プランドハップンスタンスセオリーを実践するための5つのポイントというのがあります。

(1)「好奇心」 ―― たえず新しい学習の機会を模索し続けること
(2)「持続性」 ―― 失敗に屈せず、努力し続けること
(3)「楽観性」 ―― 新しい機会は必ず実現する、可能になるとポジティブに考えること
(4)「柔軟性」 ―― こだわりを捨て、信念、概念、態度、行動を変えること
(5)「冒険心」 ―― 結果が不確実でも、リスクを取って行動を起こすこと
子どもをもって働く時、子どもが予期しない機会をもってきてくれます。だからこそ、その機会をチャンスに変えて働く、そんな在り方をしておくことで、制限をマイナスではなくプラスに転換し、しなやかに新しいキャリアをつくることができるんじゃないかなぁと思いました。

とはいえ、息子はまだ1歳。私も復帰して半年少し。まだまだこれから、実践しながら考えていきたいなぁと思います。


そっちに行っちゃだめだって言われると行きたくなる。そんなチャレンジ精神を息子から学びたいと思います。


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