旅するように学ぶ

仕事のこと、夫婦のこと、子育てのこと。日々感じたことや学びをつれづれと。

夫婦のミッションステートメントは、家族のライフイベントを乗り越える武器になる。

先日、結婚式を控えた2組の後輩夫婦からのリクエストで、夫婦のミッションステートメントをつくるワークショップを開催しました。

夫婦のミッションステートメントをつくる

我が家は、結婚式のタイミングで、「夫婦のミッションステートメント」をつくり、作った夫婦のミッションステートメントを結婚式の誓いの言葉にしました。


夫婦のミッションステートメントをつくるプロセスは、夫婦がお互いの大切にしたいことを相互理解し、違いに気づき、その上で歩みよりふたりとしての価値観を意思決定する、という対話とコミュニケーション。

夫婦のミッションステートメントをつくることは、「夫婦」という新しいチームでの旅を始めるにあたっての羅針盤をもつことであり、旅の中で何らかの選択を迫られた時にふたりでどう意思決定をするかという意思決定の練習でもあると思います。


ミッションステートメントは、何を大切にして生きるか?

NPO法人ファザーリングジャパンの安藤さんが家族のミッションステートメントについてお話されていました。


『子育て』という約20年にも及ぶ中長期プロジェクトを、いかに成功させるか、なんです。そのプロジェクトを達成するために、我が家が今どんなフェーズにいるのか、そのために何が必要なのかを、常にすり合わせていかないといけない」
そのためには、まず「家族のミッションステートメント」を持つことが大切とのこと。会社で言うと「事業理念」のようなものだ。このミッションステートメントを持っていれば、子供がいるいないにかかわらず、人生の節目でどんな選択をすればいいのか、家族間のブレが無くなるという。
「ミッションステートメントは、多様なモデルがあっていいんです。たまたま子供ができたら、『仕事を2人とも続けるのか、もし続けるとしたら家庭内での分担はどうするのか、あなたは何を担当するの?』といったことを、2人の理念をもとに話し合えばいいんです。そこを目指すために、どの手段をとればいいのかを決めればいいので、話し合いやすいですよね」
ミッションステートメントを持つことは、「自分が何を大切にして生きていきたいか」を考えることにつながる。
 

夫婦で対話をする機会

ワークショップに参加してくれた後輩夫婦たちは、話をしてみて、パートナーの初めて知る話があってよい機会になった、ということで、帰宅してからも、定期的に夫婦でミッションステートメントの続きをつくる時間をつくっているそうです。

「夫婦」というチームで、力をあわせて、出産や子育て、お互いのキャリア、お互いの両親の介護など、さまざまなライフイベントを乗り越えていくためにも、夫婦で話をするという習慣と夫婦の意思決定基準になるミッションステートメントをもっておくことは、ふたりの武器になるんじゃないかなぁと思います。

今回は、ワークショップ用にミッションステートメントの作り方もいろいろ変えてみたり、準備も楽しかったです。

先日、息子と公園に遊びに行ったらおじいちゃんにもらった飛行機。ミッションステートメントは、どっちの方向に行く?という羅針盤になります。

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