残業は当たり前?
家事育児に関わりたい父親は増えているのに労働時間は変わっていないらしい
「家事・育児に今まで以上に関わりたい」と思う父親は9年間で増加しました。
乳幼児の就寝時刻のピークである 21 時 頃までに帰れない父親が全体の約4割を占めています。この比率は、経年で見ても 5 年間で早まる傾向は見られませんでした。子育てに関わりたいと思っていても、早く帰ることができず、子どもに接する機会を持てない父親の姿がうかがえます。
個人的には、男性も女性も、仕事をしたいという選択は(夫婦の合意としての選択であれば)ありだと思っていますが、子育てに関わりたくて早く帰りたいのに帰れないというのはつらいなぁと思います。労働時間が変わらないまま、プラスオンで家事育児を一緒にやっているお父さん、大変ですよね。
実際に、早く帰っている父親の様子を見ると(20 時台までに帰宅)、21 時台以降に帰宅する父親に比べて、日常的にさまざまな子育てや家事に関わり、自分自身の子育ての満足度や生活の満足度を得る傾向がうかがえました。一方、21 時台以降に帰宅する父親は、子どもと接する時間がない、自信が持てないといった思いを抱いている様子が見られました。
自分自身の経験からすると、会社の理解や風土はとても大きくて、帰りやすさや休みやすさが大きく変わるなぁと思います。今の会社は、女性が多いこともあり、理解がある職場で本当にありがたいです。
でも、それ以上に大切なことは、長期的な視点で人生を考えた時の優先順位と、その上で「今」の優先順位を決めることだと最近感じています。そして、一定期間、子育てを自分の優先順位にすると決めたのであれば、残業しないと決めること、この記事でいえば20台までに帰宅する、家族を大切にするんだと決めることがなによりも大切なんだと思います。
みんなが残業している中で、自分だけ毎日早く帰るのを続けるということは、仕事の効率化をしたり生産性をあげて成果を出すこと以上に、「定時に帰るんだ」という強い意志が必要です。理解がある職場でも、なんとなく帰りづらい、もう少しやって行こうかという葛藤は毎日必ずあります。だからこそ、自分は人生の中で家族を大切にする、という優先順位を決めておかないと、なかなかしんどいと思うのです。
まずは、理想の生活を描いてみる
とはいえ、いきなり働き方を変えるのは大変なので、実際にやるかどうかはおいておいても、まずは理想の状態を夫婦で描いてみると、どうしたらできるかを考えることができると思います。
我が家は、産後1ヶ月の育休をとった夫が復帰するタイミング、8ヶ月の育休を経て私が復帰するタイミング、息子が認可保育園に転園するタイミングなど、生活が変わるタイミングで生活のシュミレーションをするようにしています。
tabisuruyonimanabu.hatenablog.com
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まずは理想の状態を共有すること(そもそも意外とお互いの理想の状態が違ってたということがよくあります)。それが、理想の状態に近づくためにできることはなにか?を考えるきっかけになります。そんなことを夫婦で話すことで、小さなことでも変化をつくれたらいいなぁと思います。
本日の息子。甚平をいただきました。ちょっと胸元が気になるようです。