言葉がわかる前の読み聞かせ
0歳の頃から絵本が大好きな息子。最初は絵本をめくって絵をみることを楽しんでいましたが、1歳前後の言葉がわかるようになってきてからは、絵本の中にぞうさんやバスや電車など、お気に入りの何かを見つけるということ楽しむようになりました。
この頃は、絵が多くてほとんど文字のない絵本が多く、絵本をめくりながら一緒に楽しめました。
言葉がわかるようになってきた読み聞かせ
しかし、1歳半を過ぎた頃から息子の絵本の興味が広がり、表紙が気になる絵本を選ぶようになります。
トーマスの原作である機関車えほんシリーズや、ちいさいしょうぼうしゃのシリーズなど、文字のサイズが小さくなり、文章が一気に増えたのです。
それまでは、絵本をめくりながら、一言くらいの文章を読んでさらっと進めたのが、きちんと絵本を読もうと思うとなかなか時間がなさすぎてかかるようになりました。
そして、まだ完全に絵本のストーリーが理解できるわけではないので、必死になって読んでもなんとなく手応えがありません。
息子が文字の多い絵本をもってくると、またかーと思ってしまうようになりました。
そんなある日の発見
ある日、また絵本をもってきた息子。時間がなかったので、読み聞かせをショートカットしようと、文章を読むのをやめてみました。
「くまさんがいるねー」
「あっ、かめさんもいるよ!」
「他にはだれがいるかな?」
「あれ?くまさんが泣いてるね、寂しかったのかな?」
「よかったね、お母さんがみつけてくれたね」
と、こんな感じで、息子に話しかけながら、絵本をつかってお話をしてみたのです。
息子の反応に合わせて、お話をの内容や長さを変えられるので、ふたりとも楽しめることがわかりました。
読み聞かせを楽しめるように
文章を読まなくてもいいと思えるようになったことによって、また読み聞かせを楽しめるようになりました。
また、文章を読まない読み聞かせは、即興力が必要なので、親のクリエイティビティーも鍛えられますよ。このあたりは、我が家では夫の方が得意です。
絵だけをみて即興でお話をして、あとから読んでみると全然違う話だったりするのもおもしろいです。
お話がわかるくらいになるまでは、文章を読まない読み聞かせをしてみたいなぁと思っています。