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旅するように学ぶ

仕事のこと、夫婦のこと、子育てのこと。日々感じたことや学びをつれづれと。

時短勤務が夫婦格差を生む?女性活躍のポイントは男性育休義務化かもしれない。

 気になる記事があったので少し考えてみたいと思います。どうぞお付き合いください。

 

ポイントは以下、時短勤務によって、女性がマミートラックに入り、女性が活躍しにくくなってしまっているという話ですね。

長期の育休や時短勤務は“セーフティーネット”としては必要だと思うが、そうでない場合は懐疑的だ。長期にわたる育休や時短勤務は、女性にとってデメリットの方が多いと感じる。なぜなら、時短勤務によって仕事をしながら家事も育児もできてしまうため、女性が仕事、家事、育児の三重苦を抱えることにつながるからだ。

  

一見、仕事と家庭の両立を叶えると思われる時短勤務には、「夫の家庭責任の免除期間」を長期化させ、男女の役割分担を強化する側面がある。その結果、かえって女性の家事・育児の負担を増加させてしまうことに多くの人に気づいて欲しい。これが、女性の活躍を妨げる一因になっているのだ。

forbesjapan.com

 

 私個人としては、産後8ヶ月で「フルタイムで復帰する」ことを決めて、そのために夫婦ともに働き方を変えて、夫婦で家事育児を行うことを決めました。転園もあり、慣らし保育も2回体験していますが、時間有給や自宅勤務を使い乗り切ったので、時短制度は利用していません。

 

この記事で言っている「時短勤務には、「夫の家庭責任の免除期間を長期化させ、男女の役割分担を強化する側面がある。」

この部分には完全に同意です。補足するとすれば、冒頭に「女性だけが取得する」という一文をつけたいです。

 

「時短=女性」となっていることが、今の社会の課題なんだろうなと思っています。

 

でも、「時短」が悪なのか、なくなればよいのか、というとそういうわけでもありません。

 「時短制度」によって、救われているのは、今まで子育てしながら働けないから退職をしてしまっていた人たち。いわゆる女性就労のM字カーブ問題の解決策として、時短があれば辞めなくてもよい、フルタイムではなくなるけど仕事は続けられるようになったことはとても大きなポイントなのだと思います。

 

そして、妊娠出産をしても、女性が働くことが少しづつ増えてきた、そして女性活躍が叫ばれるようになったというのがここ最近の状態です。

 

そもそも女性活躍ってなんだよ、活躍してる状態ってなんだよって話ですが、女性管理職を増やそうみたいな流れがあります。(管理職じゃないと活躍してないのかということについて言いたいことはいろいろあるけれど、一旦それは置いておきましょう)

 

女性が子育てしながら働くようになった、さぁ管理職になってくれ!となった時に大きなギャップになるのが、男女の労働時間の差と、働くことに制限のない男性社会に適応した組織の仕組みです。

 

男女の家庭のケア責任のほとんどを女性が担っており、女性が働くようになった今でも、夫婦の優先順位は男性が仕事、女性が家庭と今も変わっていないということです。

 

個人的なアイデアとしては、時短制度が悪なのではなく、男性の育休義務化をすればだいぶ解決できるのではないかと思います。

 

妊娠しながら働く時、産育休で長期で休職することになった時、復帰して子育てしながら働くスタイルになった時、女性はこの3回のタイミングで「キャリア」や「働き方」を必然的に見直さざるをえません。見直した結果、退職したり時短にしたりという選択をしているのです。

 

しかし、ここに男性が全くでてこないこと。そして、男性の側も「父となって働く」という変化があるはずなのに、そのタイミングで働き方やキャリア考えるキッカケがないのです。

これは女性の側が妊娠したのは自分だし、自分のキャリアだから1人で考えて結論を出してしまうことで男性の選択の機会を奪っているのも言えるのですが、現実的に新生児のお世話をしながら夫と交渉することの方が大変というのは理解できます。

 

であれば、男性も女性と同じように「父になる」「父になって働く」時に、選択できる機会をつくる。それが、男性育休の義務化なのではないかと思うのです。

 

こうやって書いてみると、女性はまだまだ当たり前に働けるわけではないんだなと思います。

働くことも、子育てすることも、どのくらいどんな風にしたいのかを、男女ともにもっと選択しやすくなっていくといいなぁと思います。

 

またレビューできたらと思っていますが、男性育休の義務化のトピックも含め、この本はフランスの制度がとてもわかりやすく、まったくそのまま日本で応用できなくてもアイデアとして参考になることがたくさんありそうです。

 

フランスはどう少子化を克服したか (新潮新書)

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 今年の読書数、後少しで300冊。年末には、またおすすめ本まとめを書こう。

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