もういつ買ったのかも思い出せないこの本。たぶん大学生のとき、友人がおすすめしていて買ったような気がする「ずっとやりたかったことを、やりなさい」
- 作者: ジュリアキャメロン,Julia Cameron,菅靖彦
- 出版社/メーカー: サンマーク出版
- 発売日: 2001/04
- メディア: 単行本
- 購入: 35人 クリック: 150回
- この商品を含むブログ (73件) を見る
この本の基本のワークである「モーニングページ」は、これまでにも何度か取り組んでいるのだけれど、子どもが生まれてからこれはほんとにすごいなと思っているので紹介したい。
モーニングページとは?
モーニング・ページとはなんだろう?
ひと言で言うなら、三ページほどの手書きの文章であり、意識の流れをありのままに綴ったものだ。
(中略)
もっとくだけた言い方をするなら、それは「脳の排水」と呼んでもいいかもしれない。脳の中を掃除することが目的だからである。
と書いてあるとおり、モーニングページとは、ノートに向かって3ページ、ただ手を動かし、心に浮かんでくるものをそのまま書き留めるというもの。
やってみるとわかると思うのだけれど、私たちは一瞬の間にも本当にたくさんのことを感じたり、考えたりしている。1つのことに悩んでずっとそれに心やエネルギーを奪われてしまっているということが起きている時もある。
でもそれをただノートに書いて行く、ふっと頭に浮かんできたそれをパッとつかませてスピードにのってノートに記録していくだけ。
あなたがモーニング・ページに書く怒りや、めそめそした泣き言は、あなたとあなたの創造性の間に立ちはだかっているものを表している。
とあるとおおり、なんとなく感じていることに気付くことも多く、やり始めるとすっきりするのはこの部分が大きいのではないかと思う。
モーニングページのやり方
①まずはモーニングページ用のノートを用意する
・どんなノートでもよいけれど、自分が大好きでワクワクするようなノートを選んでみてもいいかもしれない。
・ノートの大きさも本でも特に決まっていない。私は最初はB6サイズのノートを使っていて、今はB4サイズのノートを使っている。
② 朝起きたらまずノートを開く
・個人的なオススメは、夜のうちにテーブルにノートとペンを出しておくこと。
・もう1つのオススメは、朝起きてスマホを見る前に、モーニングページを始めること。やってみてみるとわかると思うのだけれど、スマホを見てからと見る前ではモーニングページを書く時の間隔がだいぶ違う。
③ノート3ページ分、頭に浮かんできたことをひたすら書く
・3ページの余白を埋めさえすれば書くことはなんでもOK
・ノート3ページというのは最初はなかなか大変。(ノートのサイズにもよるかもしれない)そのため、私は20分という時間を決めて20分の中でできるだけ書くという自分のルールをつくっている
④書くことがなくなってきたら 「何も思いつかない」と書く
・「何も思いつかない」と書いているうちになにか思いつく
・手を止めず、スピードにのってしまうのがポイント
⑤他の人の目には触れさせない。自分でも最初の8週は読み返さない
・大事なことは、人の目も自分の目も気にしないこと
・何を書いたかではなく、「書く」ことがが大事
モーニングページを続けるための工夫
私は何度かモーニングページをやっているけれど(つまりは、何度か習慣として途切れてしまった経験がある)、続けるためにまず大切なことは最初に一定期間きちんと続けることだと思う。個人的な感覚だけれど、少なくとも1ヶ月続けてみるとだいぶ自分自身の変化を感じられるし、モーニングページをやらないと気持ち悪い感じになってくる。それも踏まえて、続けるためにできそうなアイデアをいくつか書いてみたい。
・早寝早起き(いつもよりも20分早く起きよう)
・夜寝る前にテーブルにモーニングページのノートをテーブルに開いて置いておく
・温かいお茶を飲みながら(もちろんコーヒーでもいい)やる(つまりは楽しみをつくる)
・誰かと一緒にモーニングページをやる(我が家の場合は、夫婦で取り組んでいる)
・朝に時間がなかったらお昼や夜に書く でもやらないよりはいい
・朝時間がなかったら一行でもいいから書いておく(今日は寝坊してしまって、モーニングページを書く時間がない、みたいに)
・モーニングページ用にお気に入りのノートとペンを用意する
モーニングページをやって感じる効果
私の場合、毎朝モーニングページをやっているときというのは、心がすっきりして、エネルギッシュになる。「これは!」というアイデアを思いついたり、ずっとやらなきゃと思って終わらなかった家事が片付いたり、自分でもびっくりするくらいにフットワーク軽くやりたいことをやっていたりする。
モーニング・ページは、自分が何を考え、何を必要としているかを知らせてくれる。私たちはそれによって問題のありかを突き止め、自分がどんなことに関心をもっているかを知る。
やってみて感じるのは、私たちは普段いかにいろいろなことに「ひっかかりを感じているのか」そして「それに時間やエネルギーを奪われているのか」ということ。
毎日心に浮かんできたことを書き出すことで、そんな小さなひっかかりが吐き出されていくことで心がすっきりしていく。
モーニングページはワーキングマザーにこそおすすめ
子育てしながらフルタイムで働いている私は、常になにかに追われていて、頭の中は明日進めなきゃいけない仕事や、買い足さなきゃいけない洗剤や、息子のトイトレだったり、今週末の予定だったりでいっぱいだ。 そしていろいろと考えて、というか実質は考えなきゃと思っているうちに、あっという間に毎日は過ぎていってしまう。
だから毎朝5分でも10分でも、ノートに向かい、自分の心と向き合う。そんなささやかな習慣が私自身の指針を整えたり、気持ちを落ち着けたりすることにつながっている。
ワーキングマザーは忙しい。だからこそ、毎日の中で自分のための時間をつくりたい。
私のモーニングページは、ツバメノートと万年筆。
- 作者: ジュリアキャメロン,Julia Cameron,菅靖彦
- 出版社/メーカー: サンマーク出版
- 発売日: 2001/04
- メディア: 単行本
- 購入: 35人 クリック: 150回
- この商品を含むブログ (73件) を見る
「ずっとやりたかったことを、やりなさい」の中で、基本ツールとして取り組むのが、毎朝のモーニングページと、毎週のアーティストデート。実はこちらもすごくおもしろいので、またまとめたいところ。
子供はみんなアーティスト! The Artist's Way for Parents -Raising Creative Children
- 作者: ジュリアキャメロン,エマライブリー,沼田壮平,沼田壮平(監訳),荒尾日南子,渡邉典代
- 出版社/メーカー: A-Works
- 発売日: 2015/03/14
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る
tabisuruyonimanabu.hatenablog.com