旅するように学ぶ

仕事のこと、夫婦のこと、子育てのこと。日々感じたことや学びをつれづれと。

通勤電車の混雑具合が、人生に与える影響を考えてみた

いや、そんな大きな話ではないのだけど、ふと通勤電車がどのくらい混雑しているのかということは、意外といろんなことに影響しているんじゃないかと思った。

 

市内には駅が1つしかなくて、電車は1時間に1本みたいな街に生まれた私にとって電車というのは東京の人がたまに新幹線に乗るくらい少し特別なものだった。

 

大学の4年間でだいぶ東京の電車生活には慣れたような気がするけれど、正直なところ未だに電車には無事にたどり着けるか自信がないような苦手意識があって、スマホの乗り換え案内がなければ一人で電車に乗るのは困るなと思うくらいだ。

 

そんな私が電車が苦手なことが決定的になったのは大学4年の冬。内定先での長期インターンだった。朝は9時に出社。(実際にはムダな根性論で8時過ぎには出社していた)そこには、今までと全く違う景色があった。

 

電車にのれない。

電車の中で身動きとれない。

 

初めての山手線の通勤ラッシュ。

会社に着く頃にはクタクタだった。

 

猛烈な混雑の中でできることといったら、周りの動きに逆らわず身を委ねるだけ。

電車に乗る前にイヤホンを耳に突っ込んでいたらなんとか音楽は聞ける。

 

それが苦痛すぎて、入社に当たり引っ越しをするときには会社の先輩たちに「どこの路線が混まないですか?」と聞きまくって、引越し先を決めた。それでも会社も家も東京23区内だから、通勤時間に電車がガラガラということはない。でも新聞を縦に半分に折ったら広げて読めるくらいのスペースはなんとかあるくらい。

 

そんなこんなで転職し、会社が移転して、夕方には保育園にお迎えに行かなければいけなくなって、路線が変わった。そして朝の電車はなかなか混雑するようになった。

 

子どもが生まれた私は圧倒的に可処分時間が少ない。本を読む自由な時間は、早起きして息子が起きてくる前の時間か(でもつかれていると起きれない)、昼休みか(1時間お昼休みで20分本を読むためにはそこそこ急いでご飯を食べる必要がある)、そして通勤時間しかない。

 

にも関わらず、電車の中で本を開けないということは、読書が生活の一部な私にとってなかなか絶望的なことなのだ。

 

電車の中くらい、好きなことに使いたい。 

 

と、本を開けない通勤電車の中からお送りしました。

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