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【読書記録】親と子の「伝える技術」/三谷宏治

産休に入ってから6ヶ月の読書数が160冊くらいになっていることに気づきました。読書記録がたまっていくなー。

ネットで書評を読んで気になったのでamazonでポチッとした『親と子の「伝える技術」』です。

 

親と子の「伝える技術」

親と子の「伝える技術」

 

 

親が言うことが子に伝わらない理由 

親が言うことが子に伝わらない理由は

・曖昧だから →5W1Hをハッキリさせる

・聴いてないから →まず聴く

・小言ばかりだから →上手に3倍褒める

 

ということで、伝わる習慣をつくる3つのトレーニングについて紹介してあります。

 

イメージ写真が多く、文章量はそんなに多くないのでさくっと読めますが、伝える習慣をつくる3つのトレーニング、脱ワンワード週間・1分スピーチ合戦・ダイジルールでほめる、は、家族で楽しく一緒に取り組める内容だなと思いました。というか、子どもと一緒にやるトレーニングですが、結局コミュニケーションは「親」次第。親がやっているコミュニケーションは、それを見ている子も真似をするだろうと思うので、どちらかというと子どもを巻き込んで自分たち自身のコミュニケーションを見直すためのトレーニングだろうと思います。我が家はまだ少し早いですが、息子とお話ができるようになったらやってみないなと思います。

 

子どもの自立を促す親のあり方

また、伝えるという以前の子どもの自立を促す親のあり方として3つポイントがありました。

・察しの悪い親になり、子どもの言葉や考えを引き出す

・上手にほめて本人自身のやる気を高める

・先回りせず、子どもたちの試行錯誤を見守る

コミュニケーションのあり方もやり方も、子どもに対してだけでなく 、大人に対しても同じですね。

このトレーニングは、家族間のコミュニケーションをよくするだけでなく、トレーニングを通して、会社でのマネジメント能力も高めることができるんじゃないかなと思いました。子どもに対してだけでなく、普段のふつうのコミュニケーションを振り返ったところでも、いろいろと心当たりがあります。

 

家族でのおもしろいルール

それから、家族でのおもしろいルールも紹介されていました。気になったものをいくつか。

 

ルールは家族会議で決める。過半数の賛成で採択する。

「決める」プロセスに子どもも入れるというのは、子どもの自立や家族としての自覚を育てる大事なことですね。

 

お手伝いの分担替えは、お手伝いの総量はそのまま、姉妹で分担を話し合うこども会議で決める。

これすごいなと思いました。こういう状況って、仕事ではよくありますよね。自分の得たい結果を得るために、作戦を立てて、上司をネゴって、やりたい仕事をとってくる、みたいな。交渉するということには、とてもたくさんの要素があるので、これを小さい頃から経験できると強みになるだろうなと思いました。

 

ひとり一芸 習い事は、みんな別

兄弟で同じ習い事をすることって多いような気がします。うちの兄弟も、水泳・習字・ソロバンは3人全員がやってたな、他のものはそれぞれでしたが。ひとり一芸にすることで、兄弟の中でなにか1つは「比較されない得意なこと」がある、というのは素敵なことじゃないかなと思います。

 

まとめ

まずは、夫とのコミュニケーションを手を抜かず、「5W1Hで、ちゃんと聴いて、3倍ほめる」のを意識してやってみようかなーと思います。子どもだけでなく、自分自身のコミュニケーション全般を見直すきっかけがもらえました。実践あるのみ!

 

 

著者・三谷さんの本で他に気になったもの。

一瞬で大切なことを伝える技術

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