旅するように学ぶ

仕事のこと、夫婦のこと、子育てのこと。日々感じたことや学びをつれづれと。

みんなほんとに残業して働きたいの?家族を大切にしたいから残業しないって、もっと本音で語れる文化をつくりたい。

省庁の「ゆう活」や、KDDIの11時間インターバル制度の導入など、長時間労働についてのニュースが最近また増えていますね。

 

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フルタイム共働きの我が家も、息子が生まれる前までは、当たり前のように残業をし、平日に家でふたりそろって夕飯を食べる、なんていうことはほとんどありませんでした。
 
でも、息子が生まれてから仕事と生活のスタイルを変え、残業をしない働き方をするようになり夫はもう1年、私は半年ちょっとです。
 
最近思うことは、なぜ残業をしないか?ということについて、もっと本音で語る必要があるのではないか?ということです。
 
育児の場面においては、「保育園のお迎えに行かなければいけないから」「奥さん(旦那さん)の帰りが遅いからお迎えを代わらないといけないから」
残業抑制の場面においては、「人事から指示があったから」「ノー残業デイだから」
 
「だから」のあとには「仕方なく」残業せず帰ります、という言葉が隠れている気がします。 
 
みんなほんとにそんなに残業して働きたいんでしょうか?
 
仕事はたくさんある、残業しないと終わらない、私も子どもが生まれる前はそう思っていたけれど、そういう状況は残業の有無を問わず常にあります。つぶれる前の会社にならない限り仕事はなくなりませんし、残業したところで明日も仕事はあります。
 
大切なことは、自分が選んで残業している、ということを認める、自覚する、ということだと思います。終わらない仕事だから残業してやろうと決めたのも、なんとなく周りも残業してて帰りにくいから残業しようと決めたのも自分。終電やタクシー帰りで働いていた頃は、こんなにやらせる会社のせいに思っていたけれど、残業しなくなって、当時の自分が残業を選択し、残業してる自分に自信をもっていた、ということをようやく自覚することができました。
 
 
そして、残業せず帰るようになり、体を縮めちょっとこそこそと、保育園のお迎えに行かなければいけないので、、と言いながら小さい声でおつかれさまです、とオフィスを出る、最初はそんな風でした。
 
定時に会社を出ることに対する罪悪感。それでも帰る、ということにはいまだに慣れませんし、毎日強い意志を必要とします。
 
それでも、「家族を大切にしたいから」「息子と過ごしたいから」帰ります。そんな風に胸を張って言える文化をつくっていけたらいいなぁと思っています。
 
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