旅するように学ぶ

仕事のこと、夫婦のこと、子育てのこと。日々感じたことや学びをつれづれと。

保育園って何のためにあるの?親になっても知らないまま保育園に預けていることの問題。

保育園と幼稚園の違いとは?

保育園ってなんのためにあるんでしょう?
保育園と幼稚園の違いってなんでしょう?

厚生労働省文科省で管轄が違うとか、保育と教育の違いとか、よく聞きますが、きちんと学んだり、教えてもらったことがある親というのはとても少ないのではないでしょうか。

でも、それをなんとなく理解しないまま保育園や幼稚園に子どもを預けているということに先日気が付き、反省しました。

違いを比較したものはこちらがわかりやすかったです。


こどもが生まれて、自分の経験や周りの環境から、なんとなく幼稚園かな、なんとなく保育園かなと選択をして、幼稚園や保育園選びをする。

そんな方が多いのではないでしょうか。というか私もそうでした。仕事を続けたいと思っていたので、とりあえず保活しなきゃと思ってました。


親になることを学べる機会がない

「親」になると、今まで住んでいたのと別世界に感じるくらい、知らないことや初めてのことが待ち受けています。

その知らないことを知識として獲得し、実践し、技術として身に付けていく、それを実地で突然やらなければいけない、というのが今の子育ての大変さに繋がっていると感じます。

オムツ替えや授乳も、寝かしつけも、獲得していかなくてはいけない。

そして、そもそも教育ってなに?保育ってなに?ということも、自分で知ろうとしなければ知らないまま、子どもの保育や教育の場を選択することになります。
まぁ調べたとしても、今の待機児童問題では到底選べるような状況ではありませんが。。


親が教育や保育の制度を学ぶ必要がある理由

でも、親が教育や保育について、国の制度としてどんな目的でどんなことが行われるのかは知っておく必要があるのだと、保育園歴2年目になり、やっと気がつきました。

なぜ知っておく必要があると思ったのか、理由は2つあります。

①先生との目線を合わせるため

もちろん親が、先生と同じように教育や保育を学ぶ必要はありません。先生はプロですし、だからこそ親は先生に子どもを預けるわけですから。

しかし、幼稚園・保育園の制度や目的を知っておくことで、ストレスは減ります。

保育園でなぜそんなやり方するのか、先生はなぜそういう対応をするのか。不思議に思ったり、物足りなく思ったり、不満に感じることも、あったりしますが、実はそういう理由も、国の制度や思想によることが大きいと感じています。


②教育や保育の質を担保するため

例えば保育園の年齢ごとの人員配置の人数を知っていますか? 

国の基準では、
・0歳児 3人に対して1人
・1歳~2歳児6人に対して1人
・3歳児 20人に対して1人
・4歳~5歳児 30人に対して1人
先生を配置する必要があるとなっています。

我が家は息子が6ヶ月のタイミングで認可外の保育園に預けることになりました。認可はもちろん全然だめで、認証・認可外ともたくさん電話をして探しましたが、入れたのは1つだけ。

子どもの人数に対して先生の人数が少なくて大変そうだ、とは思っていましたが、認可の基準に比べてどのくらい足りてないのかは、知らなかったので、具体的にどのくらい大変なのか、違うのか、わかりませんでした。

息子が通った認可外保育園にはとてもお世話になりましたし、感謝していますし、預けてよかったと思っていますが、先生の配置という保育のベースボールとなる環境について正しく理解しないまま預けてしまっていたことに、リスクがあったということは、最近のニュースなどを見ながら感じでいます。

もちろん認可基準の先生を配置できればよいわけですが、認可外は認可と違って自治体からの助成金もなく実際難しいだろうと思います。

親として必要なことは、どのくらい先生が不足しているかを正しく知り、その上でどうリスク管理したり運営しているかをきちんと確認することなのだと思います。


自治体の妊婦健診や、4ヶ月健診、1歳6ヶ月健診の際に、子どもの栄養や歯磨きというお世話のことだけでなく、保育や教育の制度についても親が学ぶ機会をつくってみたらよいのではないかと思っています。


follow us in feedly