旅するように学ぶ

仕事のこと、夫婦のこと、子育てのこと。日々感じたことや学びをつれづれと。

男性が子育て楽しいって言いにくい理由

私は、共働きのワーキングマザー2年目で、母になって働くことへの課題意識はもちろんあるのですが、それ以上に最近気になるのが「ワーキングファザーの働き方と育児参加」についてです。

 

我が家は共働きで、家事育児についても基本的には一緒に協力していこうというスタンスでやってきました。

夫は産後1ヶ月有給の形ではありますが育休を取得しており、育休復帰後は夫婦ともに残業時間を大幅に削減して家族3人そろって夕飯を食べることに成功しました。

保育園の送りは私が、お迎えは夫が担当しています。

 

こう話すと、だいたい言われるのが「イクメンだね!」「うらやましい」というようなコメント。

 

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男性育休取得率は2.65%(平成27年度)ですし、共働きの場合に夜は女性のワンオペが当たり前。

平日に家族で夕飯というのがかなりレアケースだと認識しています。

育てる男が、家族を変える。社会が動く。イクメンプロジェクト

 

でも、です。

私たちは簡単にこのスタイルを選択できたわけではありません。

我が家は夫婦ふたりで働き方を変えたのですが、やってみて感じるのは、子どもが生まれて働き方を変えるのは今の時代、男性の方が圧倒的に大変であるということです。

 

女性が働き方を変えることは、きっとこの何十年かの女性の先輩方のおかげで、だいぶ社会の中でも認知がされてきていて、当事者としての悩みや葛藤はあるものの、それなりに当たり前になってきています。

でも、男性はそうはいきません。

 

なんで保育園のお迎えお前が行くの?

子どもの発熱って奥さん休めないの?

みんな休日出勤してるのに出れないの?

正社員なのに残業しないで帰るの?

 

こんな雰囲気や、こんなことを言われるような環境です。

 

夫の悩みははかり知れません。。

 

先日こんなことがありました。

休日に家族で出掛けた時に、夫に「今日の写真、facebookにアップしないで」と言われたのです。

話を聞いてみると、職場が忙しいから子育てで楽しそうな写真が流れるのはちょっと気まずいというようなことでした。

 

子育てをすることに罪悪感を持ちながら働かなくちゃいけない。

会社では子育て大変アピールをしなくちゃいけない。

 

子育てしながら働くことはなかなか息苦しいのです。

ほんと息子が親になる頃には、男性も当たり前に子育てできて、子育て楽しいって胸を張って言える社会にしていきたいなぁと思います。 

 

最近読んでて勉強になった本はこちら。

 

ルポ 父親たちの葛藤   仕事と家庭の両立は夢なのか (PHPビジネス新書)

ルポ 父親たちの葛藤 仕事と家庭の両立は夢なのか (PHPビジネス新書)

 

 

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