2歳誕生日にもらった「くもんのジグソーパズルSTEP2」
遡れば、息子2歳の誕生日。
パズルが大好きなおじさん(私の弟)から息子への誕生日プレゼントは、くもんの「ジグソーパズル」だった。
正直、いやこれまだできないんじゃないの?と思ったけれど、大好きな働く車の絵柄に息子は大喜び。その日から、毎日朝晩パズル修行のようにパズルに取り組み、9ピースから20ピースまで4種類のパズルを短時間で完成させられるようになっていった。
その後、家族でピクサー展に行った時には、まんまとカーズのパズルブックを買うことになった。こちらもだいぶハマっていたけど、6種類すべて16ピース程度で簡単だった模様。
すっかり簡単になってしまった家のパズル。飽きてしまったのか、あまりやらなくなっていった。
2歳半で「くもんのジグソーパズルSTEP3」をプレゼント
そこで、2歳半のお祝いという名目で、新しいジグソーパズルを購入することに。
息子に「働く車と電車と動物どれがいい?」と聞くと「くるま!」と即答だったので、今回も働く車をチョイス。
購入して1週間、またすっかりハマっている。朝起きると「パズルやるー!」保育園から帰ってきても、お風呂からあがってからも「パズルー!」。
さすがにステップ3は、24ピース、36ピース、48ピースということで、少し難しい。48ピースは大人でもパッとはわからないレベルになっていて、普通に楽しめる感じなのだから。でも、息子はなかなか集中力を発揮して、2日目にはなにも手伝わなくても1人で完成できるようになっていた。
それにしても、ハマりすぎだと思うのだけど、途中でカーズのパズルも経験したことで、くもんのジグソーパズルがすごいということがわかったので、レビューを兼ねて少し考えてみたい。
くもんのジグソーパズルのこだわり
そもそも、くもんのジグソーパズルはなんと8ステップ22段階にわかれている。細かすぎる。
ちなみに2歳の誕生日にもらったステップ2は2歳~、2歳半の誕生日にプレゼントしたステップ3は2歳半~が対象年齢になっていて、その子に合わせたものが選べ、1つのセットの中にもピース数が異なるパズルがあって、ステップアップできるというのは、パズルを楽しむ上で実はとても大切なことなのだと思う。
いろいろ調べていたら、くもんのジグソーパズルについて、こんなインタビュー記事があって、なるほど、くもん式の考え方がジグソーパズルにも反映されているのかと腹落ちした。
ピース数の多いものをすることがいいのではないと思います。楽しく、最後までやり遂げられる、その子の今の状態に合ったピース数を選ぶことが大切です。楽しく遊ぶのをくり返していくうちに、パズルを完成して得られる達成感を何度も体感し、自信や積極的な取り組み姿勢が育っていくのですから」。ジグソーパズルにもKUMONのプリント教材と同じく、その子に“ちょうど”のピース数があると考えています。
引用元:ジグソーパズル|KUMON now! KUMONトピックス|公文教育研究会
正直なところ、くもんのジグソーパズルは、価格帯的にいうとちょっと高め。安いパズルというよりは、ちゃんとしたおもちゃな値段だと思う。だけど、圧倒的に質がよいと感じたので我が家は迷わずリピートした。
①ピースが分厚い
パズルのピースが分厚くでしっかりしている。これによって、子どもでもぴったりはめやすいし、ピースが折れたり破れたりしない。
②箱がしっかりしていて子どもが出し入れしやすい
各パズルのが入っている箱も、形がしっかりしていて、壊れたり破れたりしにくい。何回も遊んで出して片付けてをしても安心なしっかり具合。(とはいえ、口の部分など破れやすそうなところは念のためテープで補強して使っている。
③パズルの絵柄への丁寧なデザイン
パズルの絵柄のデザインも(たぶん)ちゃんと考えられている。素人がパズルをつくろうと思うと、紙に例えば新幹線を描いてそれをピースに切る形になる。(カーズのパズルはこれだった)
ただ、くもんのジグソーパズルは、たぶんだけど、ピースになった時に1つ1つがどんな絵柄になるか、つまり組み立てる時のヒントとなる絵柄や色のバランスまで考えられていると思う。それもあって、子どもはいい感じに1人でパズルを完成させられて達成感を味わえるデザインがされている。
④ステップアップの工夫
これはほんとにすごい、ステップアップのさせ方が絶妙。ジグソーパズルが楽しいのはやはり、「できた!」の瞬間で、楽しみながら次のレベルのパズルにチャレンジできて「できた!」を感じられる設計は、さすがくもん式。
ただパズル売ってるのではなく、ちゃんと考えられて想いがあってつくられている商品だなと感動できるレベルです。
子どもが楽しめる環境をつくること
今回、ステップアップしたジグソーパズルを息子に買ってみて感じたのは、子どもが「できた!」「もっとやりたい!」と思う環境を用意するというのは、大切だなということ。
子どもが飽きてしまったということに眼を向けるというよりは、楽しくハマれることに目を向けて、ちょうどよいチャレンジ環境があれば、子どもは自然に取り組めるし、勝手に成長していくんだろうなと。
遊びと学びの境目って大人が考えるほどないんだろうなと2歳の息子を見ていると感じさせることが多くて、勉強しなさいって言わなくても、自分の好きなことや得意な分野で学んでいく経験から培われるものってあるんだろうななんて思ったりする今日この頃。それがきっと、勉強の土台になっていくんだろうな。
翻って、大人の私が、楽しく学んでいることってなんだろう?そんなことを考えさせられている。