旅するように学ぶ

仕事のこと、夫婦のこと、子育てのこと。日々感じたことや学びをつれづれと。

週休3日を実践するのに必要なのは覚悟だった

週休3日と聞くとすごく素敵な響きに感じるし、そのくらい休めたらいいなぁと思う。

だけど、週休3日で働きながら、任された業務を遂行しながら、成果を出すというのは簡単なことではない。

 

4ヶ月間、実験的に週休3日をやってみてそんなまとめを書いた。

 

そんな中で東大・中原先生のブログを読んで、週休3日を続けることの一番のハードルは強い意志と覚悟だったなと思った。

 

「みんな一律に」というところに、労働生産性の「無駄」が存在する。
だから、働き方を「個別」に最適化し、「柔軟化」することによって、この「無駄」をとりのぞこう、というのが、基本的な施策の趣旨です。

 

わたしは、今日は、ここで
いつから、いつまで働いて
どんな成果をだそう  
  
 要するに、ひとりひとりの「働き手が」、自分で、「自分の仕事」をデザインすることに向き合い、しかも、それを実行する「強い意志」を持たなければなりません。その成果を自分で引き受ける覚悟も必要です。

 

先日のブログでも書いたように、みんなと同じように週休2日で働いた方が労働時間が増えるので仕事を進める余裕がでしるし、時間が増えた分だけ成果も出せるかもしれない。みんなと同じように残業していた方が頑張ってる感がでるし、忙しくて大変なのも理解してもらえるかもしれないし、みんなで残って頑張ってる連帯感の輪の中にいられる。

 

正直なところ、みんなと一緒の方が働くのはすごく楽なんだろうと思う。

 

チームの中で1人残業しないこと。

チームの中にそんな私がいることで、MTGを定時内にセットしてもらったり、私への依頼事項は夕方までに依頼してもらったり、チームの中にはめんどくさく感じている人もいるかもしれない。だけど、会議の設定も含めて、会社という組織は「みんな一緒」という前提で進んでいくことが多くて、ほんの少し前まで私もそちら側にいた。

 

子どもが生まれて、「みんなと一緒」ができなくなって、初めて「私は」どう働きたいのかを考えた。

その結果、みんなとは違う働き方を選択することを決めた。

 

成果は引き受ける覚悟は、どうだろう。今の私は引き受けているだろうか。

でも成果をあきらめてはいない。逆に昔よりも、成果にこだわるようになったかもしれない。働く時間ではみんなに勝てないから。定時で帰ることで、やる気がないとは思われたくないから。

残業しなくたって週末3日だってちゃんと成果出せるよ、そんな結果をつくりたいし、そんな流れをこれからの社会につくっていきたいから。きっと、残業自慢の競争から離脱した私の意地みたいなもの。

 

「もっと時間があったら」「この生産性で昔みたいに働いたら」そんな風にタラレバと思うことは今でもある。きっとそれは成果が出せてない時の言い訳みたいなもの。

そう思うと、私はまだ成果を引き受ける覚悟が足りていないのかもしれない。

 

でももう、子どもが生まれる前には戻れないし、20代の時に戻れるわけでもない。

ワーキングマザーとして、時間に制限のある中で私はまだ働いていく。

 

「自分の仕事をデザインすることに向き合い、それを実行する強い意志」をもって。

それがきっとなにかにつながっていくと信じて。

 

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