知らない人はいないであろう、餃子。
私ももちろん嫌いじゃない。1人で中華料理屋に行ったならラーメンを単品で注文すると思うのだけど、誰かと一緒なら餃子を1皿注文してシェアしたいくらいには餃子は好きだ。
しかし、人生の中で餃子がこれほど完璧で頼りになる食べ物だということはつい最近まで知らなかった。
そのきっかけはもちろん3歳になったばかりの息子である。
子どもというのは、得てして野菜を食べない。肉魚で食べられるレパートリーというのは限られている。なんならうちの息子の主食はバナナなのではないかと思っているくらいおかずを食べない。
品目数は多い方がよさそうだし、形を変えたり味付けを変えたりいろいろ試行錯誤してみるものの、食べない。というよりも、ポイッとされる日の方が多く、その辺りのやる気みたいなものはあっさりと消え失せた。
その結果、保育園の給食で1食は栄養あるものを食べているから家ではまぁ食べたいものを食べたらいいよ。お互いにストレスなくご飯の時間を過ごそう。それがなによりも家庭の平和である。それが我が家の方針になった。
そんなある日、異変が起きた。
餃子事件である。
バナナが主食な息子の餃子との出会いである。
夕飯のメインは餃子。とはいえ、どうせ息子は食べないだろうとお飾り程度に息子のお皿に餃子は盛りつつ、テーブルの真ん中に大皿にデデンと並べた餃子を大人ふたりで食べようと思っていた。
さっそくいただきます!と、お皿から餃子をとり、タレにちょんちょんとして食べる。うまい!
食べ始めたら、それを見ていた息子が「ぼくもそれたべる!ちょんちょんする!」と言い出したのだ。
はいはい、どーせ食べないんでしょなんて思いながら、大皿から好きな餃子を選ばせ、息子用にタレを用意したら、食べる食べる。1人で8個近く餃子を食べたのだ。
いうまでもないけれど、餃子は完璧な食べ物で、タネにはお肉と野菜がたっぷり入っており、餃子の皮は小麦粉なので炭水化物。餃子だけで、三大栄養素がすべて摂取できるのである。素晴らしい!!
他のものを残そうが、餃子を食べてくれたらオッケーである。
そして、餃子の素晴らしいところは、冷凍保管ができて、帰宅してから短時間で調理ができること。フライパンに油をひいてあたためて、冷凍した餃子を乗せて、お水をいれてふたをして、焼いてる間に副菜やスープを準備したらあっという間に夕飯が完成する。神すぎる。
そんなわけで、週末にみんなで餃子づくり大会を行い、その日の夕飯とストック用の餃子を冷凍するようになった。先日はふるさと納税の返礼で大量の餃子が届いたこともあり、我が家の夕飯は当面安泰である。ありがたや。
帰宅がギリギリだと帰宅してから10分しか夕飯準備の時間がないので、そんな日の最終手段は餃子。
冷凍庫に餃子があるということが、わたしにとってはとても大きい安心感になっている。(最終手段とか言いながら、最近は週1ペースでお世話になっているのはないしょ)
ちなみに最近の息子は餃子を1人で10個近く食べるようになって消費スピードが早い。
ということで、そろそろまた餃子大会を開催したいと思う。
餃子さん、いつもありがとう!!そして、これからもお世話になります!!
かんたんdancyu 餃子の手帖―おいしいコツとワザ、あります! (プレジデントムック)
- 出版社/メーカー: プレジデント社
- 発売日: 2015/08/21
- メディア: ムック
- この商品を含むブログを見る
これ読みたい。
あと意外と餃子はネットで売っている。