旅するように学ぶ

仕事のこと、夫婦のこと、子育てのこと。日々感じたことや学びをつれづれと。

次男、無事に生まれました。

久しぶりの陣痛の痛さに、そうだ前回の陣痛中も痛くて妊娠したことをちょっと後悔したんだったと思い出す。まったく喉元すぎればとはよく言ったものだ。

朝からはじまった前駆陣痛が定期的な時間になり、夕方にはなんとか長男を保育園に迎えに行く。けっきょくこの日が5年間通った保育園に最後のお迎えになった。

間隔が短くなってさすがに夜のうちに病院に行くことになりそうだと判断して弟に連絡し、仕事が終わり次第長男のお世話を頼む。コロナの影響で夫以外は病院に入ることができないのだ。

弟に長男を引き継いで夫とタクシーで病院へ。
病院に着くと間隔がすこし長くなり、助産師さんに気軽な気持ちで「朝までには生まれますかねぇ?」と聞いたら、「まぁ明日の夜までには生まれるとおもいますよ」と言われてさっそく心が折れそうになる…。
いつ終わるのか見通しのなく続く陣痛は体力も精神力も奪われる。

陣痛がくるたびになんとかやり過ごし、合間はうとうとしを繰り返していたら深夜2時過ぎに破水。急いでナースコールをしたら子宮口全開で猛スピードで準備が進む。

そんなわけで破水から15分。
無事に次男が生まれました。ふぅ。

小学校が休校になって、0歳と6歳の子どもたちと24時間一緒に家で過ごすという産休期間を過ごしています。

【読書記録】子どもを伸ばす「生まれ順」子育て法 高濱正伸

産休にはいって本読むぞーと思っていたけど、なかなか活字が頭に入ってこなくて積ん読気味…。

とはいえ生まれる前に目を通して、できたら夫と共有認識をつくっておきたいなと思って読んだのが、最近は教育業界だけでなくビジネス界隈でも取り上げられることが増えた花まる学習会の高濱正伸先生の『子どもを伸ばす「生まれ順」子育て法』です。

第二子妊娠がわかって心配していたのが5歳の息子のこと。
弟か妹がほしい!とは言っていたけれど、妊娠を伝えたときには無反応。彼なりに心の整理が必要なようでした。
ぼくお兄ちゃんになるんだ、と自分で言うようになったのもほんとに最近のこと。

きっと生まれたら喜びながらも複雑な気持ちになるだろうということは予想できるので、どんなケアができるだろう?と考えていました。


■子どもを伸ばす「生まれ順」子育て法 目次
・上の子をいつも叱ってばかり
・下の子はいつの間にか育ってる
・兄弟はひとつの社会
・一人っ子は満たされている
・母親の生まれ順が子育てを決める


私が興味のあった第一章と第二章を中心にメモをとった部分をかんたんにまとめました。


■上の子に対して親がやりがちなパターン
・上の子には手や口を出しすぎてしまう
・自分の夢や反省を負わせてしまう
・(周りの子と比べて、焦って)先を急がせる
・上の子のハードルをあげてしまう
・上の子は減点法、下の子は加点法


■その結果、上の子はどうなるか?
・親を気にするようになる
・指示待ちになる
・失敗をこわがり慎重になる


■上の子への対応のポイント
・その子の時期を待つ(発達や成長のタイミングはその子ごと)
・上の子と親のふたりきりの時間をつくる
・(すこし大きくなったら)家の外に師匠をつくる
・家族ぐるみの付き合いで擬似兄弟をつくる


■下の子が生まれたときの上の子のケア
・上の子に役割を与える
・兄姉であることに誇りをもてるようにする
 ✕お兄ちゃんのくせに、お兄ちゃんなのに


我が家で起きそうだなという部分数カ所にふせんをはって、夫にも読んでもらって話をしました。

実際に生まれてみないとどこまでできるのか…という感じではありますが、息子とふたりの時間をとる(父子、母子それぞれ)というのは物理的に時間をとることで仕組み化できそうなのでこれはやってみたいと思っています。



子育て界隈の常識とエビデンス

第一子に比べて今回はつわりもひどかったし、妊娠後期に入った今も気持ち悪さや吐き気が続いているとはいえ、
いろいろな検査の数値でもひっかかることなく、
秋のインフルエンザと先週の風邪で体重がおちて体重増加もなんとか怒られない範囲におさまっていて、
経産婦だから健診もさらっと終わる。

そんな問題なし妊婦だったのだけど、30週の健診で逆子ですね〜と言われ、
32週になっても戻らない。

帝王切開の日にちを決めるにあたり、看護師さんたちが集まり、部長先生もお出ましになりザワザワ…
「え?逆子?」「先生、カイザーです」
「この日は?」「ここは〜〜だから…」
みたいなやりとりが行われ、
このまま逆子だった場合37週で予定帝王切開をすることになった。


逆子についてネットで調べると、体が(とくにお腹が)冷えると赤ちゃんが居心地悪くて逆子になるから体をあたためるという記事がとてもたくさんでてくる。そして「逆子が直る確率◎%!!」とうたう治療院がたくさんある。(その後数日間リタゲされた)

昔は逆子でも経膣分娩するケースもあったようなのだけどリスクも高く、現在は赤ちゃんの健康の観点から逆子の場合はほぼ帝王切開になるようだ。
調べてみると妊娠中期の逆子は20~30%で最終的に出産時に逆子のケースは3〜5%までさがるようだ。

とはいえ、実際に自分が逆子になってみると不安でお灸にいったほうがいいのかな、体が冷えてるのかな私のせいなのかな、と思ってしまう。

病院の先生に、なにかできることありますか?と小声で聞いてみたら、
「右下で寝てください(頭が右にあるため)。お灸とか逆子体操とかしたかったらしてもいいですけど、エビデンスはないので!」とさっぱりした対応。

昔は逆子体操やお灸、外回転術などで逆子をなおすことが積極的にすすめられていた時期もあるようなのだけど、そういったこと自体にもリスクがあること。
そして子育て界隈のあるあるだけど、どれもエビデンスがない。
と、病院の先生がだいぶさっぱりした感じだったので、逆に冷静に考えることができてありがたかった。

まぁ逆子だったら帝王切開。逆に入院のスケジュールが決まるから、夫も仕事の調整がしやすいし、息子のケアも準備ができると考えて直らなかったらそれも仕方ない。帝王切開の体験談を読んでいると、術後がつらそうすぎてテンションは下がるがそれも仕方ない。とようやく思えるようになった34週。
健診で逆子が直っていることがわかった。

結果的にわたしはなにもせず逆子がなおったのだけど、もし逆子体操やお灸をしていたら、そのおかげでなおったと思ったかもしれない。
だけどそれは単に3〜5%ではなかった、というだけの話で。

息子の子育てがはじまった6年前、ネットで検索して民間療法を試してみたり、余計に不安になったり、自分を責めたり、検索結果によって心をゆさぶられてつかれしまうようなことがとても多かった。

復帰をして思いがけずインターネットメディアで子育てをテーマに編集の仕事をするようになって、PVがとれても子育て中の人の不安を煽る記事はつくりたくないとずっと思ってきたし、WELQ事件もあって、そういった情報はだいぶ制御されるようになってきていると思っていたけれど、当事者になってみると、その不安をあおる情報というのはなかなかなくなっていないらしい。

逆子に限らず、子どものアレルギーに対する考え方や例えばキャベツ湿布など、子育ての”当たり前”は時代とともにまだ変化し続けている。
いくらGoogleさんが検索順位の表示ロジックの調整をがんばっても、古くて更新されない情報というものは残ったままで、なかなか”当たり前”がアップデートされていかないことに、なんともモヤモヤするなぁと思っています。

第二子、気づけば臨月。

産休に入ったらあれこれしようとリストをつくって楽しみにしていたけれど、ほぼ手がつけられていなかった第二子出産準備と息子の入学準備がおわらない・・・。

そして息子の保育園の送り迎えだけでぐったりするほどすぐにつかれてしまって、気づけばもう臨月。

 

先週末やっと入院グッズの準備を終わらせ、荷物置き場と化していたベビーベットの上をようやく片付けたけれど、息子の入学グッズの名前つけは途中、ランドセルラックの収納は未着手。

ずっと逆子だった第二子、予定帝王切開の予約をして夫と入院中のもろもろのスケジュールを調整し、腹を切る覚悟をやっとしたところで逆子が直り、今度はいつはじまるかわからない陣痛に、卒園式には出られるだろうか、息子の誕生日は一緒に祝えるだろうか、入学式には出られるだろうかと、見通しの立たない毎日に。

 

コロナウイルスの影響で、病院も面会禁止で(←総合病院です)産婦人科は立ち会いもお見舞いもパートナーのみという対応になったので、入院期間中息子は私とも赤ちゃんともまったく会えないということになり、精神面でのケアがますます必要そう。

まだ伝えてないんだけど、どんな風に伝えようかなぁ。悲しむだろうことが想像つくからこそ、言いにくい。

 

前回の産休中は、なんだかんだで1駅2駅先までお散歩してカフェに行ったりしてた記憶があるのだけど、前回にくらべてお腹が大きくなっていることもあって、カフェで椅子に座ってるのもつかれしまうので、定位置は家のふとんかソファー。

 

37週の健診で赤ちゃんは2800g、子宮口は指1本くらいですねーと言われて、卒園式が終わったらさすがにそろそろ歩かなければ・・・と気持ちになりました。

 

息子の入学準備、はやめに終わらせよう。

2回目の産休スタート

仕事のきりもあるし、2月末まで働こうかなと頭をよぎった瞬間もあったのだけど、今回は妊娠初期からほんとうに通勤がつらかった。

いつもとは別ルートで始発駅を経由して座って通勤できるルートで通っていたけれど、座っていても気持ちが悪くなる。

会社に着くだけでへとへとで、着いた途端に同僚に顔色が悪いと心配される始末。

無理せず休もうと、残っていた有給を消化して早めに産休にはいることにした。

一人目の産休は、はじめて会社を長期間休む不安やチームのみんなとお別れする寂しさでいっぱいで、最終日はいろんな部署の人たちが出産に向けて励ましにきてくれてほんとに退職するような気持ちになった。

今回は最終日の午後も半休にしたため、いろいろ片付けて仲良しのメンバーと最後のランチにいって、パソコンを片付けて明るいうちに会社を出た。

最近の中では天気がいい日で、なんとも開放的な気持ち。

半年間、がんばって働いたなぁとしみじみしながら乗り換えの駅で自分へのご褒美にケーキを買って帰った。

ゆっくり産休を満喫したいなぁと思いつつ、出産と産後の準備はほぼ手つかず…。そろそろ準備せねば。

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