我が家はアウトドア初心者ですが、先日、超アウトドア派な友人夫婦と家族ぐるみで初めての子連れ登山に行って来ました。子どもは、お互いに2歳前後の男の子。
歩けるところまで歩かせて、あとはおんぶ。頂上まで行きたいけど、子どもたちの様子を見てスケジュールとコースは決めようということを話して当日をむかえました。
子連れ登山はどこへ?
行った場所は、
奥多摩。
武蔵五日市の三頭山です。季節は5月、初心者の登山にはよいタイミングでした。
山頂の標高は1500m。
そこそこ本格的な登山を楽しめる山なので初心者の子連れ登山デビューとしてはちょっとハードル高く感じましたが、子連れでも行けて、親が登山を楽しめるいいラインの山でした。
晴れていると頂上から富士山が見えるそうです。
記録とともに、アウトドア初心者の子連れ登山デビューについてお伝えします。
子連れ登山の準備
前回の登山は結婚前にふたりで行った
屋久島。白谷雲水峡と
屋久杉登山。荷物を減らすためグッズはレンタルでした。
今回の
奥多摩、三頭山は大人だけであればギリギリスニーカーでも行けるかなと思ったのですが、久しぶりだし子連れだし、足元は固めようとこの機会にトレッキングシューズを購入。登山中、何回も買ってよかったねと会話をすることになります。
<装備>
登山初心者の私たちの装備は脆弱。当日友人家族の装備充実っぷりに感動しましたが、これくらいでも行けました。
・トレッキングシューズ(あったほうがベター)
・リュック(今回は普段使いのもの)
・帽子
・トレッキング用のスパッツとズボン
・スポーツ用のポロシャツ
・エルゴの抱っこひも
<荷物>
・大人と子どもの着替え(子供用は2セット)
・子供用の薄い長袖ジャンバー
・飲み物(大人は500mlのペットボトル各1、子供用のマグストローにお茶)
・頂上で食べるお弁当のおにぎり
・携帯食
・タオル
・子供用のお手ふきタオル
・オムツ、おしりふき
・日焼け止め、虫さされの薬
・お風呂用のタオルなど
・腕時計
反省点としては、
・5月の陽気といえど、標高1500mの頂上は涼しく、お弁当を食べながら休憩していると体が冷えます。子供用の長袖は用意していたのに自分たちは持っていかなかったのは失敗でした。長袖のジャンバーは必需品ですね。
・大人用に500mlのペットボトルを1本づつもっていきましたが、お弁当食べながら飲んだり、こまめに水分補給すると若干足りませんでした。1lくらいあってもよいかもしれません。
今回買ったのは、ニューバランスのアウトドアシューズ。すっごく軽くて、でも歩く時の安定感もあってすごくよかったです。
当日の流れ
駅からバスで1時間半くらいかけて登山口へ
当日は
武蔵五日市の駅で待ち合わせをしていました。三頭山へのバスは、本数が少ないです。私たちは9時出発のバスに乗るため、8時45分待ち合わせで駅に着きましたが、バス停にはすでに長蛇の列。結果、臨時バスもでて3台に増発の3台目に乗れました。
この9時のバスを逃すと、次は11時30分で帰りのバスの時間を考えると頂上まで行くのが難しくなります。
そこからバスで約1時間ちょっと、バスを乗り換えて1時半かけて登山口に到着です。
子連れで満員の電車に1時間半、子連れでは意外とここが1つの山場です。音の出ないおもちゃなどバスの中で過ごす方法を考えておく必要があります。
我が家は
武蔵五日市まで電車で2時間くらいだったので、片道3時間の移動はプチ旅行的でした。
登山口で出発準備
バスから降りると既にトイレは長蛇の列でしたが、並ぶ以外の選択肢はありません。大人もトイレを済ませ、子どものオムツも忘れず替えておきましょう。
ここで、子どもには長袖の上着を着せて出発しました。
いよいよ出発~三頭大滝へ
手をつないで出発するも、いつものお散歩と同じように、2歳男子が2人いるとなかなか前には進みません(笑)葉っぱをみつけたり、水が流れているのを発見したり、速攻で「だっこ!」となりました(笑)
うまくかわして歩いてもらいつつ、トンネルを抜け、最初は
ウッドチップのウォーキングロードを進み、三頭大滝へ。ここまでは途中ちょっと抱っこしながらも行けました。ここまでは子連れでも、お散歩的に気軽に歩けるし、自然も多くて楽しめると思います。
ここで折り返すのが「三頭大滝コース」で往復1時間の散策コースです。
三頭大滝~山頂はおんぶで
さすがにここまで来てこれでおしまいなのはつまらないし、山頂を目指そうということに。
私たちは「ブナの路コース」で登ることにしました。ハイカー向き3~4時間のコースです。
ここからは登山道になるので、息子をエルゴの抱っこ紐でおんぶスタイルに切り替えました。登りは夫がおんぶ担当です。途中息子はすっかりお昼寝モードへ。寝ると重い・・・と夫がぼやいていました(笑)
私たちが山頂目指して登る途中、すでに早い方は山頂からの下りですれ違います。そのたびに「あら、小さい子ね、何歳なの?」「お父さん、がんばって!」と夫はたくさん励ましを受けていました。
山頂まであと少しというところで、息子が起床。「おりるー!!」となったので、おろして最後20分くらいの階段は歩きと抱っこで登り、頂上には歩いて到着!
頂上でお弁当
三頭山の頂上についたのは13:00過ぎだったでしょうか。
山頂までは90分程度ということでしたが、最初に子どもたちのペースで歩いていたこともあり、登山口を出発してから2時間くらいで登った計算になります。
お昼を食べている人がたくさんいました。私たちもさっそく座って、おにぎりを食べました。汗が冷えて肌寒いので、ここで長袖のジャンバーを上から羽織っている人が多かったです。が、私たちはハンバーを持っていかなかったので、反省。
息子もいつも家ではおにぎりをぽいっとしたり残すことが多いですが、お腹がすいていたようでペロリと完食。男の子2人で、山頂の広場をうろうろと探検し、いろんな方から声をかけてもらっていました。調子に乗って大きな石に登って転んで顔中土だらけになっていましたが楽しそうでした。
けっこう喉が乾いていたので、今度行くときは、おにぎりにプラスして漬物を持って行こうと夫と話しました。
頂上からの下り
お弁当を食べるとゆっくり休憩する間もなく、山を下ります。この時点で、子どもが歩くのに時間をとられ、急がないと帰りのバスに間に合わないという状態になっていたのです。1時間後にはバスが出発、急ぎ足です。
下りは、夫の膝への影響を考え、私が息子をエルゴでおんぶして降りることに。お昼寝をして、お弁当も食べた息子はハイテンション。下りのジャンプや揺れに「キャー!」と言ったり、歌を歌ってみんなのテンションをあげてくれました(笑)
登山口に着くとそのままバスへ。ギリギリで出発に間に合いました、よかった!
温泉&ビール&帰宅
バスの乗り換えのタイミングで、歩いて温泉に向かっていたら、秘湯の湯という文字を発見。
昔ながらの風情がある旅館で、気持ちよく汗を流し、息子も大きいお風呂を楽しんでいました。お風呂あがりは、田舎のおじいちゃん家みたいな雰囲気の休憩用の部屋を借りて、みんなでビールでおつかれさま!おいしかったです。
バスの時間に合わせて出発し、またバスで1時間→電車に乗って帰宅しました。
感想まとめ
初めての子連れ登山。いろいろ大変な面もありましたが、無事に帰ってこれて、楽しめたということだけでも大成功かなと思っています。
登山という面だけみても、新緑の山に癒されてよいリフレッシュになりました。
装備を揃えて、またチャレンジしたいとおもいます!
友人が持っていた背負子はこんな感じで、子どもをしょえる&リュックとセットになっているものでした。子ども的にも、エルゴよりはこちらの方が居心地がよさそうですね。