旅するように学ぶ

仕事のこと、夫婦のこと、子育てのこと。日々感じたことや学びをつれづれと。

2015年に読んだ210冊のうち読んでよかった本8選

今日は2015年の読書の振り返りをしたいと思います。
 

年間読書210冊

2015年は210冊でした。昨年の242冊よりは減っていますが、目標にしていた200冊は達成できました。
 
読んだ本は、部署異動があったこともあり仕事上のインプットとしてのメディアや編集、子育て、教育、家族についての内容が増えました。また、歴史を学ぶというのが学びのテーマの1つだったこともあり、歴史系の本も読んでみましたが、いつもの興味関心と異なる分野の本を読む機会を意図的につくるのは新しい発見があり、おもしろいと感じました。
 
ちなみに昨年の読書振り返りはこちら。
 

 本格的に仕事復帰してみての読書スタイル

私にとって読書は楽しみであり、ストレス解消でもあるのですが、育休から仕事復帰をしてからはあまりに時間がなさすぎて本が読めず、ストレスを感じていました。
 
しかし、子どもが生まれる前の好きな時にまとめて本を読む時間をつくるというスタイルは当面難しいので、「5分読書」をキーワードにしました。毎日5分でいいから本を読むことを意識し、読めたかどうかを何ヵ月かチェックしたのです。
 
結果、通勤時間や昼休み、息子が寝てからなどに少しでも本を読む習慣ができて、ちょっと読むの積み重ねとちょっと読むことでのもっと読みたいが生まれることで読書時間を確保できました。
 
子育てがはじまる前も、もっと本を読む読みたいけど忙しくて読めない状況はあったので、「読書」の優先順位を自分の中でどう置くのかが大切なのだと気がつきました。
 

2015年読んでよかった本

さて長くなってしまいましたが、2015年の読んでよかった本8冊をピックアップしました。ビジネス系・キャリア系・子育て系の3つのわけてご紹介します。

<ビジネス系>

・エッセンシャル思考

 

エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする

エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする

 

 

友人にすすめられて読んで、今年一番と思うけどくらいに影響と勇気をもらった本です。本当に大切なこと、必要なことはなにか?自分に問いかけながら働くきっかけになりました。仕事でもっと成果を出したい人や子育てしながらでも仕事をがんばりたい人におすすめです。

 
・ぼくらの仮説が未来をつくる
ぼくらの仮説が世界をつくる

ぼくらの仮説が世界をつくる

 

年末最後に読んだ本ですが、久しぶりに読んでいてワクワクさせられる一冊でした。特に、メディアとコミュニティについての示唆はなるほどと思わされました。ウェブメディア系の仕事をしている方や、仕事をもっと楽しくやりたいと思っている人によいヒントをくれそうです。

 

<キャリア系>

・リーン・イン
LEAN IN(リーン・イン) 女性、仕事、リーダーへの意欲
 

 「キャリアは梯子ではなくジャングルジム」という言葉に背中を押されました。育休から復帰して少したった時に読みましたが、これからきっと何回も読み返すだろうと思う一冊。仕事と子育ての両立に悩む方にぜひ読んでほしいです。

・自分らしいキャリアのつくりかた
自分らしいキャリアのつくり方 (PHP新書)

自分らしいキャリアのつくり方 (PHP新書)

 

新しい本ではありませんが、キャリア論の高橋先生の本。「キャリア」の本なのに、家庭についても言及している数少ない一冊です。だからこそ、今の時代のキャリアを考えるのにピッタリだと思います。

 
・「働き方」は自分で決める
働き方は「自分」で決める (講談社文庫)
 

 古市さんのキャリア論。様々な分野の人に、おもしろい視点からの質問をすることで、「会社で出世する」だけではないキャリアの厚みを感じさせられました。大学生や新入社員の時に読みたかった一冊です。

 

<子育て系>

・保育園義務教育化

 

保育園義務教育化

保育園義務教育化

 

 

 今年は古市さんの本を一通り読みました。どの本も読みやすいですが、やはり一番よかったのはこの本でした。現在の子育ての課題やその背景が網羅的にまとまっています。子どもがいる方はもちほん、これから子どもを考えている人にも読んでほしいです。

・子どもはみんなアーティスト
子供はみんなアーティスト!  The Artist's Way for Parents  -Raising Creative Children

子供はみんなアーティスト! The Artist's Way for Parents -Raising Creative Children

  • 作者: ジュリアキャメロン,エマライブリー,沼田壮平,沼田壮平(監訳),荒尾日南子,渡邉典代
  • 出版社/メーカー: A-Works
  • 発売日: 2015/03/14
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
  • この商品を含むブログを見る
 

 ほんとうにやりたいことをやりなさいの著者の子どもを対象にした本。本質的には同じメッセージですが、子どもと一緒に取り組めるアイデアがたくさん紹介されており、息子がもう少し大きくなったら一緒にやってみたいと思っています。

・学力の経済学
「学力」の経済学

「学力」の経済学

 

 幼児教育の経済学部とともに2015年に話題になった一冊。個人的にはこちらの方が扱う対象が広く、日本の今を踏まえた内容で学びが多かったです。子どもの教育を考えるときに読みたい本です。


以上8冊でした。

今年もいい本に巡り会えますように! 

 
 

子どもが生まれても学び続けよう。子どもに学んでほしいと願うあなたは学んでいるか?

東大・中原先生のブログより。中原先生でも子育てをしながら学ぶことについて悩まれているんだなぁとなんだか勝手に励まされました。
 
子どもが生まれても学び続けるためにどうしたらよいのか?触発を受けたので少し考えてみたいと思います。
 
 
 
「親が学び、リフレッシュできる」と、子どもにも「よい影響」を与えうるのではないかと思うのです。これは個人的経験なのですが、数時間たとえば子どもを預けて、ふたたび子どもの顔をみたとき、以前よりも、子どもに優しく向き合えるような気がするのは僕だけでしょうか。リフレッシュをして、精神的な余裕をたもち、もう一度、新鮮な気持ちで子どもに向き合える。
この部分、共感される方も多いのではないでしょうか。学ぶことに限らず、働くことも、同じだなぁと思います。ぜひここについては、なんらかの研究などで実証されるといいですね。
 

子どもが生まれて学び続けることに立ちはだかる3つの壁

 
子どもが生まれて学ぼうと思った時に出てくる課題について何があるかと考えてみました。3つの壁があると思います。
 
1 時間の壁
そもそも仕事と家事育児でいっぱいいっぱい。どうやって学ぶ時間を作るのか?
 
2 お金の壁
子どもが生まれることで可処分所得が減少し学びの費用が削減されがち?シッター代を払ってまで学ぶのか?
 
3 罪悪感の壁
子どもを預けてまで学ぶのか?子どもがかわいそう?
 
時間とお金の壁は経済的な問題が絡んできます。子どもの教育格差と同じように、働く大人の学びにも経済的な状況が影響しますね。
 
でも1番大きな壁は、親としての気持ち、罪悪感の壁だと感じています。子どもを保育園に預けて働いているだけでもなんとなく罪悪感を感じる瞬間があります。子どもがかわいそうと言われることもあります。
実際のところ、残業しない働き方をしていても平日子どもと過ごせる時間がそんなに長いわけではありません。そんな中で、さらに子どもを預けて、子どもと離れて学ぶのか?そんな自分は親としてダメなんだろうか?やっぱり子どもはかわいそうか?心をよぎります。
 

子どもに学べというあなたは学んでいるか?

中原先生のブログを読んでいて思い出したのが、中原先生のこの言葉です。
他人に学べと言っておいて、あなた自身は、学んでいるのか?
他者に変われと迫っておいて、あなた自身は、変わる覚悟はあるのか?
他人に成長すること、成熟することを願っていて、あなた自身は、成長しているのか?
 
まったく同じではありませんが、このような言葉を、初めて中原先生の講義を受けた時に投げ掛けられたことははっきりと覚えています。
 

子どもが生まれても学ぶことのハードルをさげるために

 
学ぶことへの罪悪感と向き合う上で1つのポイントは、子どもに学んでほしいと願うならば、自分が学んでいるか?学ぶ姿を子どもに見せられているか?を自分に問いかけることではないかと思います。
 
学びたい気持ちに揺れたとき、私はこの問いかけを自分自身に向けたいと思います。同時に、子どもが生まれても学べる場をつくっていく中で、大人が安心して学びに集中できることと、子どもも一緒に学べたり楽しめたり学ぶ大人の姿をみれる、そんな場のデザインをもっと意識していきたいと思います。
 

 

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息子が生まれて初めてのお泊まりで参加した学びの場。朝のセッション前に海までお散歩しました。
 
 

絵本の力ってすごい!1歳3ヶ月の息子、うんち絵本を読んでうんちをしたことを教えてくれた事件!

先日書いたとおり、絵本を読んで「おやすみ」を理解したっぽい息子、1歳3ヶ月。


息子がハマったトイレ絵本

おやすみとトイレの絵本を読んでいたわけですが、ひとりでうんちできるかな?もお気に入りになったようで、最近はよく読んでいます。

ひとりでうんちできるかな (あかちゃんのあそびえほん( 4))


突然うんちを教えてくれた息子

最近、おむつを替える時には、「おしっこして、おむつ、パンパンだね。おむつ替えようね」と声をかけて、パンパンになっているおむつを触るようにしていたんですが、週末、なんと、なんと、息子が突然、おむつをパンパンと叩き、おしりふきを持ってきました。

え??と思って、おむつパンパン?と聞いたら、おしりふきを1枚引き出すと、おむつの上からふきふきしました。

もしやと思っておむつをみてみると、なんとうんちをしているではありませんか!!!

うんちでたね!教えてくれてありがとう!と気持ちよくおむつを替えました。子どもの学習能力って、親が思っている以上にあるんだなぁと思った出来事でした。

子どもにとっての絵本

子どもにとって絵本というのは、お母さんのお腹の中から出てきて、初めてのことだらけの新しい世界で、なんだろうこれ?とか不思議だなぁ?と思っている(だけどまだ話せない)ことを、教えてくれるものでもあるんですね。

1歳でも楽しめそうなトイレ絵本

ということで、1歳3ヶ月の息子でも楽しめそうな絵本を探してみました!

ノンタン おしっこしーしー (赤ちゃん版ノンタン)

といれ (あけて・あけてえほん)

うんち (はじめての絵本たいむ)

うんち でるかな? (講談社の幼児えほん)

小さい頃から本が大好きな私ですが、息子が生まれて改めて絵本のおもしろさを感じるようになってきました。

絵本の力ってすごい!絵本でいただきますを覚えた息子、今度はおやすみに挑戦

5ヶ月くらいの時から絵本をめくるのが大好きで、最近はひとりでめくって絵本を読めるようになってきて息子1歳3ヶ月。



子どもの学びはやっぱり日々の遊びの中にある

息子の得意な「いただきます」は、ご飯を食べる系の絵本。こんにちはの「ペコリ」は、おはよう系の絵本。「バイバイ」は、ボタンを押すとバイバーイというおもちやと、息子が言葉と概念をなんとなく覚えているであろう事柄は、息子の普段の遊びの中にあるものたちだということに(やっと最近)思い当たりました。

絵本選びの観点は?

今まで、絵本の読み聞かせの効果や目的というのは、長期的に本が好きになるとか、身近になるといいなぁというところが大きくて、息子がもっと小さい頃にはどうやって遊べばいいかわからず絵本を読んでいたようなところもあります。

だから、絵本選びも、テーマというよりは、絵柄やリズムが息子が楽しめそうか?という点で選ぶことがほとんどでした。

でも、息子は絵本を通して、楽しく身の回りのことを学んでいるんだなぁと気が付きました。そこで、息子が興味を持っていることや、概念的にまだ理解していなさそうなテーマの絵本を図書館で借りてみることにしました。

図書館で絵本を借りてみた

今回のテーマは、トイレとおやすみです。


最近、オムツのうんちをトイレに流す時に、うんちバイバイするよ、と声をかけていたら、うんちをすると自分からバイバイをしたり、トイレを指差したりするようになりました。うんちとトイレに興味を持ち出しているので、トイレの絵本をよんだら楽しいかもということと、トイトレの前段階としてよいかなぁと思って選んでみました。

ひとりでうんちできるかな (あかちゃんのあそびえほん( 4))

この本、私が小さい頃に実家にあったなぁと懐かしくなりました。トイトレの一環だったんでしょうか、でもとてもおもしろくて大好きだった絵本でした。息子も楽しそうにめくってました。



もうひとつのテーマは、おやすみ。最近、体力もついてきてなかなか寝れません。おやすみだよーと言ってもいまひとつ伝わらず。考えてみると、おやすみは、物ではない概念だからおやすみといってもわからないんだ!と思って絵本を読んだらわかるかも~と借りてみました。

もうねんね (松谷みよ子あかちゃんの本)

いないいないばあの松谷さんの絵本。素朴な感じですが、ねんねねんね♪とリズムがかわいくて息子も楽しそうでした。

ちいさないっぽ いっぽくんのおやすみ (こんにちは!えほん)

こちらはタイトルがおやすみだったから借りてみたんですが、いっぽくんがかわいすぎます。昨日はこれを読み終わったら、息子が立ち上がり寝室を指差したので、おやすみする?と聞いたら、うなずいて自分から寝室に行きました。びっくり。

絵本と読み聞かせの効果

子どもにとっての絵本は、言葉や文字以上に、絵本の中にあるストーリーや出来事、出てくる人物や物、そういうものを学ぶ機会になるんだなぁと思いました。
「おやすみ」ということも、言葉で説明してもなかなかわからないけど、絵本のストーリーによって、おやすみっていう概念を理解していく。そして、それを自分の意思として伝えられるようになるんですね。

また図書館に行って、絵本を借りてこようと思います。


フルタイム共働き夫婦のコミュニケーションはフレームワークを使う!KPT法をつかって家事のふりかえりをしてみた。

フルタイム共働きで育休から仕事復帰をして半年ちょっと。最近、コミュニケーションのすれ違いが増えていた我が家。


時間がないから、お昼休みのタイミングを合わせて電話夫婦タイムをつくろうかとも話していましたが、昨日はテキパキ家事と早めの寝かしつけをして、息子が寝てから1時間くらい、久しぶりに落ち着いて話をする時間を確保しました。


夫婦で話をする時にどんなフレームワークを使うか?

久しぶりに話をする時間ができたとはいえ、時間がたっぷりあるわけではありません。よい話し合いをするためには、フレームワークを使うのが効率的です。

今回、私たちが使ったフレームワークは、振り返りに使われるKPT法です。

KPTは、それぞれKeep、Problem、Tryの頭文字で、それまでの活動を、それぞれ、良かったので次もやりたいこと(Keep)、問題だったので次はやめたいこと(Problem)、次にやってみたいこと(Try)の3つの軸で整理する方法です。

こちらのサイトがわかりやすかったです。

初めてのプロジェクトリーダー(6):「ふりかえり」でプロジェクトを改善する - @IT 情報マネジメント

現状を正しくかつ同じ認識で理解し、改善のアクションまで話し合うにはピッタリのフレームワークですね。


KPT法で夫婦の振り返りをしてみる

私たちは、今回振り返るテーマを「家事」と「コミュニケーション」の2つに絞り、それぞれのKeep、Problemをブレスト的にどんどん出していき、最後にそれぞれのTryを考えました。

https://instagram.com/p/5HFDVvGbEm/

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(実際には、パートナーシップノートと呼んでいる、夫婦のコミュニケーションノートに書きながら話しました)

今回、「家事」と「コミュニケーション」の2つのテーマを選んだ理由としては、そもそもコミュニケーションがうまくいってないという問題があったことと、そもそもコミュニケーションの時間が足りていないので家事についても振り返ることで時間の使い方を振り返ることにしました。


夫婦でKPT法をやってみた結果

うまくいきました。久しぶりにスムーズにコミュニケーションがとれ、具体的な改善アクションが決まってすっきり!です。

うまくいった理由として考えられるポイントは、4つです。

・紙に話している内容を書きながら話し合ったこと

KPTフレームワークを使うことで、話し合う内容が明確になり、話が脇道にそれにくい

KPTの3つ問いの流れは、お互いを非難しなりしないで、一緒によくする仲間として同じ方向をみて話ができる

・具体的なアクションを決めることで達成感や話し合いの成功体験を夫婦で得られる


大切なのは振り返りの後

お仕事と同じように、大切なのは振り返りの後です。ということで、tryででてきた内容は紙に書いて壁に貼ってみました。

毎週火曜日は、家事テキパキデーとして、早めに家事と寝かしつけをして話をする時間をつくることにしたので、来週の火曜日にtryができているか、うまくいっているかは再点検してみたいと思います。


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