旅するように学ぶ

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かぼちゃコロッケにソースをかける問題と子どもの趣味嗜好の話

みなさんはかぼちゃコロッケにソースかける派ですか?かけない派ですか?

 

私はソースかけない派です。

よく考えてみてほしいのですが、コロッケではありません。かぼちゃコロッケなのです。かぼちゃにはソースかけないですよね。ソースをかけずにかぼちゃの味を楽しむのがかぼちゃコロッケの正しい食べ方だと思います。

 

そう、昨日の我が家の夕飯はかぼちゃコロッケでした。私はもちろんそのままお皿にのせてなにもかけずにいただきました。

 

すると、

息子「ソースかける!」
私「かけないほうがおいしいよ」
息子「ソース!!」
私「そのままの方がおいしいと思うけど」
息子「かけるの!」

 

こんな出来事があって考えたことは、小さな子どもたちの「個人の趣味嗜好」は、ないものにされたり、ないがしろにされがちなのだということ。

 

大人であれば、何を食べるかだって自分で選んで好きなものを食べられるし、服だってだいたいの場面においては自分で好きなスタイルを選ぶことができる。

 

だけど、子どもたちは決まった給食が出てきて残しちゃだめよと言われ、キャラクター物の服は来てこないでと言われたりもする。

 

集団生活の中ではすべては自由にならないし、社会生活というのは一定周りに合わせることが必要になることはあると思うのだけど、小さな子どもたちが個人の趣味嗜好を発揮できる場面というのは実はとても少ないのかもしれないなぁ。

 

「かぼちゃコロッケにソースをかけるvsかけない」と、夜寝る前に起きる「まだ遊ぶvsもう寝る時間」とかも実は同じで、何時に寝るかも個人の自由だもんなぁと思いました。

 

家庭という集団生活の中でのルールというかラインみたいなものを、親がひくのか、親と子どもの間にひくのか、というのはあまり議論されないけれど、小さな子どもも組織の一員であれば自分なりの主張があるはずで、その声を聞いてラインをつくっていくことも組織の中では大切なことなんだろうな。

 

と、そんなことを思ったので、絶対ソースかけない方がおいしいけど、まぁその辺は個人の趣味嗜好だしな、息子が好きに食べたらいいし、私が口を出すことじゃないんだろうなとソースをかけてあげました。

 

結果完食!「おいちぃねぇ」と言っていたのでよしとしましょう。

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