旅するように学ぶ

仕事のこと、夫婦のこと、子育てのこと。日々感じたことや学びをつれづれと。

モーニングページよりも実は楽しく効果があるかも!?「アーティストデート」をやってみる

WEB上でもやっている人をたまに見かける「モーニングページ」。

これは「ずっとやりたかったことを、やりなさい」という本ですすめられている基本ツールの1つで、毎朝心に浮かんできたことをひたすらノートに書くというもの。

 

ずっとやりたかったことを、やりなさい。

ずっとやりたかったことを、やりなさい。

 

 

でも、本の中でおすすめされている基本ツールは2つ。モーニングページともう1つ「アーティストデート」という基本ツールがおすすめされているのだけれど、実はこちらもすごく興味深いので、本を読んだことがないまま「モーニングページ」だけをやっている人には、ぜひモーニングページとセットで「アーティストデート」をやってみることをおすすめしたい。

 

アーティストデートとは?

アーティスト・デートとは、あなた自身の創造的な心を育むために特別に確保される、週2時間ほどの時間のかたまりである。基本になるのはそのものずばり、デートだ。

という説明だけではわかりにくいのだけど、簡単にいうと「ただ自分のためだけに、自分が好きなこと、楽しみのための時間をつくる」ということ。 

 

ただでさえ「時間がない」生活の中で、そんな非効率的で非生産的なことに時間をつくるというのは、最初ななかなか抵抗がある。だけど、会社でも家でも効率を追い求めている現代だからこそ、そんな非効率的な時間が、ちょっと心にゆとりをつくるのかもしれない。そして、トイレやシャワーと同じように、アイデアというのはそんなちょっとしたゆとりの時間に生まれてくる。

 

アーティストデートとモーニングページの関係とは?

モーニングページとアーティストデートはセットでやるからこそ意味がある。

(モーニングページとアーティストデートの)この2つの組み合わせを、無線の受信機と送信機の組み合わせとして考えてみよう。つまり、出て入ってくるという双方向のプロセスである。あなたはモーニング・ページを書くことで、送信する(自分自身のこと、自分の夢、不満、希望などについて)一方、アーティスト・デートをすることによって、あなたは洞察やインスピレーション、導きなどを受信する。 

 つまり、モーニングページとアーティストデートのをセットでやることで、インスピレーションは生まれやすくなる。

これは私自身が、アーティストデートをやってみて時間するところでもある。

 

アーティストデートのやり方

①毎週1回(2時間程度)アーティストデートの時間を確保する

 ・先に1ヶ月分くらいのカレンダーをおさえよう

 

②アーティストデートのプランを立てる

 ・自分がして楽しいことは?ただ楽しみたいことは?そんな風に、アーティストデートのプランを立ててみる

 ・プランを立てずに、その時の気持ちにしたがってデートするのももちろんOK

③アーティストデートをする

 ・何をするかはきっと人によって違う

 ・自分が好きなことを考えるということもきっと大切なポイント。

 

 予定を入れても実行できない時には本の中に出てくるこの言葉を読み返したい。

  (アーティストデートから)逃れようとするあなたの心の動きを観察してほしい。この聖なる時間がいかに簡単に奪われやすいか、いかに第三者の侵入によって邪魔されやすいかを見つめてほしい。そのうえで、侵入者から身を守る術を学んでもらいたい。

 アーティストデートは、「自分との約束を守る」というトレーニングでもある。

 

アーティストデートを前にやっておくとおすすめなこと

とはいっても、アーティストデートで何をしたらいいのか、最初はなかなかイメージがつかないので、本の第2週の課題の1つに「あなたがして楽しいことを20、リストアップする」というものを最初にやっておくのもオススメである。

モーニングページのノートに、1から20の数字を書いて、して楽しいことを20書いてみる。

 

私の場合は、本屋をぶらぶらしたり、文房具屋に行って使う予定がなくてもいいなと思ったノートやペンを買ったり、お気に入りのカフェに行くこと。小説を読んだり、温泉に行ったり、ウインドウショッピングをしたり、習字をしてみたり。100円ショップで、500円と決めて便利なものではなくて、使いみちがなくても好きなものを買ってみたりするのも楽しい。

 

最初は自分がなにをしたら楽しいのか、さっぱりわからなかったけれど、やり始めると自分の好きなことや、お気に入りのアーティストデートのプランが見えてくる。

私の場合、気が向いた時に新しい料理にチャレンジしてみたり、年賀状や名刺などなにかをデザインするのもけっこう好きなことだと気がついた。

 

アーティストデートに感じる効果

 モーニングページは、この本を買った大学生の頃から何度か継続をしたりやめたりしながらやっているのだけれど、アーティストデートをちゃんとやったのは昨年の秋から。だけど、やってみて自分がどんどんパワフルになっていくのを感じた。

 

仕事の必要な本ではなく読みたい本を本屋で買ってみたり、自分が好きなことややりたかったことがどんどん見つかった(正確には思い出したり、自覚するようになった)、今まで苦手だと思っていたことにもポジティブにやってみたい気持ちになってやってみたら意外とキライじゃないことがわかった。子育てと仕事の毎日の中で、ワクワクしている時間の割合がちょっとだけ増えてきた。そして仕事の中でもちょっとした企画のアイデアを見つけられることがたまにあるようになってきた。

 

子どもが生まれると、自分がひとりで完全に自由な時間というのはとても少ない。というかほとんどないと思う。

だけど、私は月に何回か有給をつかって「ひとり時間」をつくっている。そしてその日を「アーティストデート」の日と決めている。その日に何をしようか考えているときもとても楽しい気分で、その日が終わって子どもを保育園に迎えに行く時と、いつもは勘弁してよって思う子どもの「抱っこしてー」にも、「いいよ~いっぱい抱っこしてあげる!」と気分よく抱っこしてあげることができる。

特に親になった私にとって、ただ「私」のためだけの時間というのが、私が私であるために、笑顔で夫や息子と暮らすためにも必要な時間なのだと思っている。

 

 

ずっとやりたかったことを、やりなさい。

ずっとやりたかったことを、やりなさい。

 

 

ずっとやりたかったことを、やりなさい。(2)

ずっとやりたかったことを、やりなさい。(2)

 

 

子供はみんなアーティスト!  The Artist's Way for Parents  -Raising Creative Children

子供はみんなアーティスト! The Artist's Way for Parents -Raising Creative Children

  • 作者: ジュリアキャメロン,エマライブリー,沼田壮平,沼田壮平(監訳),荒尾日南子,渡邉典代
  • 出版社/メーカー: A-Works
  • 発売日: 2015/03/14
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
  • この商品を含むブログを見る
 

 

 

 

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ワーキングマザーにこそオススメ。モーニングページを続けることで生まれる効果とは?

もういつ買ったのかも思い出せないこの本。たぶん大学生のとき、友人がおすすめしていて買ったような気がする「ずっとやりたかったことを、やりなさい」

ずっとやりたかったことを、やりなさい。

ずっとやりたかったことを、やりなさい。

 

 

この本の基本のワークである「モーニングページ」は、これまでにも何度か取り組んでいるのだけれど、子どもが生まれてからこれはほんとにすごいなと思っているので紹介したい。

 

モーニングページとは?

モーニング・ページとはなんだろう?

ひと言で言うなら、三ページほどの手書きの文章であり、意識の流れをありのままに綴ったものだ。

(中略)

もっとくだけた言い方をするなら、それは「脳の排水」と呼んでもいいかもしれない。脳の中を掃除することが目的だからである。

 と書いてあるとおり、モーニングページとは、ノートに向かって3ページ、ただ手を動かし、心に浮かんでくるものをそのまま書き留めるというもの。

 

やってみるとわかると思うのだけれど、私たちは一瞬の間にも本当にたくさんのことを感じたり、考えたりしている。1つのことに悩んでずっとそれに心やエネルギーを奪われてしまっているということが起きている時もある。

でもそれをただノートに書いて行く、ふっと頭に浮かんできたそれをパッとつかませてスピードにのってノートに記録していくだけ。

 

あなたがモーニング・ページに書く怒りや、めそめそした泣き言は、あなたとあなたの創造性の間に立ちはだかっているものを表している。

とあるとおおり、なんとなく感じていることに気付くことも多く、やり始めるとすっきりするのはこの部分が大きいのではないかと思う。 

 

モーニングページのやり方

①まずはモーニングページ用のノートを用意する

 ・どんなノートでもよいけれど、自分が大好きでワクワクするようなノートを選んでみてもいいかもしれない。

 ・ノートの大きさも本でも特に決まっていない。私は最初はB6サイズのノートを使っていて、今はB4サイズのノートを使っている。

 

② 朝起きたらまずノートを開く

 ・個人的なオススメは、夜のうちにテーブルにノートとペンを出しておくこと。

 ・もう1つのオススメは、朝起きてスマホを見る前に、モーニングページを始めること。やってみてみるとわかると思うのだけれど、スマホを見てからと見る前ではモーニングページを書く時の間隔がだいぶ違う。

③ノート3ページ分、頭に浮かんできたことをひたすら書く

 ・3ページの余白を埋めさえすれば書くことはなんでもOK

 ・ノート3ページというのは最初はなかなか大変。(ノートのサイズにもよるかもしれない)そのため、私は20分という時間を決めて20分の中でできるだけ書くという自分のルールをつくっている

 

④書くことがなくなってきたら 「何も思いつかない」と書く

 ・「何も思いつかない」と書いているうちになにか思いつく

 ・手を止めず、スピードにのってしまうのがポイント

⑤他の人の目には触れさせない。自分でも最初の8週は読み返さない

 ・大事なことは、人の目も自分の目も気にしないこと

 ・何を書いたかではなく、「書く」ことがが大事

 

モーニングページを続けるための工夫

 私は何度かモーニングページをやっているけれど(つまりは、何度か習慣として途切れてしまった経験がある)、続けるためにまず大切なことは最初に一定期間きちんと続けることだと思う。個人的な感覚だけれど、少なくとも1ヶ月続けてみるとだいぶ自分自身の変化を感じられるし、モーニングページをやらないと気持ち悪い感じになってくる。それも踏まえて、続けるためにできそうなアイデアをいくつか書いてみたい。

 

・早寝早起き(いつもよりも20分早く起きよう)

・夜寝る前にテーブルにモーニングページのノートをテーブルに開いて置いておく

・温かいお茶を飲みながら(もちろんコーヒーでもいい)やる(つまりは楽しみをつくる)

・誰かと一緒にモーニングページをやる(我が家の場合は、夫婦で取り組んでいる)

・朝に時間がなかったらお昼や夜に書く でもやらないよりはいい

・朝時間がなかったら一行でもいいから書いておく(今日は寝坊してしまって、モーニングページを書く時間がない、みたいに)

・モーニングページ用にお気に入りのノートとペンを用意する

 

モーニングページをやって感じる効果

 私の場合、毎朝モーニングページをやっているときというのは、心がすっきりして、エネルギッシュになる。「これは!」というアイデアを思いついたり、ずっとやらなきゃと思って終わらなかった家事が片付いたり、自分でもびっくりするくらいにフットワーク軽くやりたいことをやっていたりする。

 

モーニング・ページは、自分が何を考え、何を必要としているかを知らせてくれる。私たちはそれによって問題のありかを突き止め、自分がどんなことに関心をもっているかを知る。 

 

やってみて感じるのは、私たちは普段いかにいろいろなことに「ひっかかりを感じているのか」そして「それに時間やエネルギーを奪われているのか」ということ。

毎日心に浮かんできたことを書き出すことで、そんな小さなひっかかりが吐き出されていくことで心がすっきりしていく。

 

モーニングページはワーキングマザーにこそおすすめ

 子育てしながらフルタイムで働いている私は、常になにかに追われていて、頭の中は明日進めなきゃいけない仕事や、買い足さなきゃいけない洗剤や、息子のトイトレだったり、今週末の予定だったりでいっぱいだ。 そしていろいろと考えて、というか実質は考えなきゃと思っているうちに、あっという間に毎日は過ぎていってしまう。

 だから毎朝5分でも10分でも、ノートに向かい、自分の心と向き合う。そんなささやかな習慣が私自身の指針を整えたり、気持ちを落ち着けたりすることにつながっている。

 

 ワーキングマザーは忙しい。だからこそ、毎日の中で自分のための時間をつくりたい。

 


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私のモーニングページは、ツバメノートと万年筆。

 

ずっとやりたかったことを、やりなさい。

ずっとやりたかったことを、やりなさい。

 

 

 

ずっとやりたかったことを、やりなさい。(2)

ずっとやりたかったことを、やりなさい。(2)

 

 

「ずっとやりたかったことを、やりなさい」の中で、基本ツールとして取り組むのが、毎朝のモーニングページと、毎週のアーティストデート。実はこちらもすごくおもしろいので、またまとめたいところ。 

 

子供はみんなアーティスト!  The Artist's Way for Parents  -Raising Creative Children

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子育てのモヤモヤが言語化。親になる人に読んでほしい「子育てのパラドックス 親になることは人生をどう変えるのか」

昨年、夫婦で参加したNPOマドレボニータのイベントで登壇された慶応SFC・SVP東京の井上先生が紹介されていた「子育てのパラドックス」、その場でAmazonでポチッとして一気に読みました。
 

母になって2年。いろいろともやもやしていたことが、本の中で様々な研究結果や理論として説明がされていて、もう読みながらずっと力強くうなづきまくった1冊でした。

 

・実際のところ、子どもとの暮らしを始めるとなると、どんなに用意周到な人でも準備できることはほとんどない。
 あらゆる種類の育児書を買い、友人や親類を観察し、自分自身の子どもの頃を思い出したりはできる。
 だがそうした仮の体験と現実の子育てとのあいだには、何光年もの隔たりがある。
 (中略)
 親になるというのは、大人の生活においてまさに青天の霹靂なのだ。
 

という風に始まるとおり、子どもが生まれる前に読んで理解をしていれば子育てがうまくいくわけではないと思うけれど、それでも知っておくことで、ちょっとでも準備ができたり、すっごく悩んでしまう前にこの本に出てくるエピソードを思い出して、私だけじゃないんだって思えたりはすると思うので、これから親になる人にぜひ夫婦で読んでほしいなと思い、ご紹介します。 

 

子育てのパラドックスーー「親になること」は人生をどう変えるのか

子育てのパラドックスーー「親になること」は人生をどう変えるのか

  • 作者: ジェニファー・シニア,高山真由美
  • 出版社/メーカー: 英治出版
  • 発売日: 2015/12/22
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
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1966年社会学者のアリス・ロッシはこの唐突な変化を論文に
「親への変化」と名付け、子どもをもつというのは、結婚前の恋愛や、それまでの人生において受けた職業訓練などはまったく共通点のない体験であると述べている。
赤ん坊は脆く謎めいた状態で100%依存してくるのだから、と。

「親になる」という時、私たちは、出産の流れを学んだり、赤ちゃんの服を用意したり、赤ちゃんのオムツ替えや沐浴の練習はするのに、親になる自分がどう変化するのか、そしてその変化にどう対応するのかについてはまったく考えることがないのです。

これは子育てが始まった時に、赤ちゃん中心になり、母親自身も周囲の人も産後の母親の心身のケアについて優先順位がさがってしまうということにもつながっているのではないかと思います。

体の変化のない父親は特に「親になる」という変化にそもそも気づきずらいかもしれません。

 

これから親になる人、そして今必死に子育てをしている人たちが知っておきたいことは、現在の「子育て」は昔とは違うということ。
少し長いので、書籍から引用しつつ少しまとめました。
 
■3つの大きな変化
1.選択 
・夫婦が子どもの人数やいつ子どもを生むかを調整できるという贅沢を手に入れた
・慣習からあるいは経済的に必要だから、あるいは家族や地域社会へのギリがあるからという理由(もしくはその3つ全部)から子どもをもっていた

2.仕事
・1日の仕事が帰宅したあとまでずっと続くようになった
・大部分の母親が職につき、労働市場への女性の浸透が家庭生活のルールを大きく置き換えた
・現代の父親は今までのどの世代よりも育児に熱心ではあるが、仕事との両立において妻と同じように苦労している
・その結果、家庭内に苛立ちがつのる。 
 
3.子どもの役割の変化(何よりも子育ての現実を変えた要因)
・第二次世界大戦後、家庭においても社会においても「子供時代」の意味が完全にかわった
・子どもは労働力だった(兄弟の面倒をみたり、畑で働いたり、工業が発展してくると鉱山や繊維工場、缶詰工場、露店などで働いた)
・子どもは働くのをやめ、親はそれまでの倍働くようになった 子どもは従業員からボスになった
・子どもは役立つ存在から守るべき存在に
・家族の経済は親が住む場所と食事を与え、その見返りに子が家計の一部を支えるという相互依存のシステムの上に成り立たなくなった
・今日の親は今までのどの世代の親よりも多くの資本を(感情面でも)子どもに注いでいる
 
 
この3つの理由を読んでみると、なぜ今子育てがしんどいのか、働きながら子育てするのが大変なのか、モヤモヤの正体が少し見えるような気がします。
 
だから、少し上の世代の人たちと子育ての状況は違う、価値観も常識も変わっている。
それをちゃんと頭にいれておくことで、周りからの「子どもがかわいそう」みたいな心えぐられるような言葉に振り回されにくくはなるのではないかなと思います。

 

子育てのパラドックスーー「親になること」は人生をどう変えるのか

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2016年は「産後を卒業」した1年だった

明けましておめでとうございます。

 

年末エントリを書こうと思いながら、あっという間に年末年始が過ぎ去ってしまったのでもう2017年ですがちょっと振り返りをしておきたいと思います。

 

というか、振り返り自体は 12月の前半に有給をとって夫婦で1日時間をつくって振り返っていて、できたこと、できなかったこと、新しい習慣、辞めた習慣などなどこんな1年だったなぁというのはあるのですが、それを文章にするというのはやっぱりまた違うものだと思うのです。

tabisuruyonimanabu.hatenablog.com

 

 

一言でいうとどんな1年だっただろうかと考えてみると「産後を卒業した1年」というのが1番しっくりくるかもしれないなぁと思っています。

 

2016年を振り返ると、

・会いたい人に会いに行く

・行きたい学びの場に学びに行く

・やりたいことをやる

ということがとてもたくさんありました。

 

妊娠するまでは当たり前にやっていたけれど、妊娠して3年近く我慢したりあきらめたりしてなかなかそんな行動ができなくなっていたけれど、息子が2歳になってやっとチャレンジできるようになってきたのです。

 

仕事の面でも、産後初めて何件かの出張に行って、そのうち1回は宿泊込みの出張で、産後初めて家を空けて1人で寝る(一人暮らしの時には当たり前だったのに)ということもありました。業務内容も大きく変化し、人生の中でもまったく経験のない分野の仕事にチャレンジすることになり、子育てしながら仕事しながら、新しいインプットとして学ぶというハードな状況で、産後とかワーキングマザーとかいろいろ言い訳するのはやめて、1人のビジネスパーソンとして取り組んだ気がします。

 

夫婦としても、夫が新たなチャレンジをすることになり、パートナーシップのスタイルがちょっとバージョンアップしました。

 

tabisuruyonimanabu.hatenablog.com

 

子どもが生まれて「かわいい」と「もうやだ」の激しい落差で、自分に余裕があればかわいいけれど、新生児期の寝不足や、1歳半から始まったイヤイヤ期にはかなりエネルギー不足になっていたのですが、2歳半を過ぎてなんとなくイヤイヤ期を卒業した息子は、絶賛かわいい時間が増えてきました(笑)

 

息子の成長という物理的な変化はもちろんありますし、同時に私の精神的な変化もけっこう大きかったんじゃないかなと思っています。

 

妊娠・出産そして始まった産後。

自由きままだった「私」に、「母」という役割が増えて、初めての子育てに戸惑い、子育てしながら働くことに葛藤した2年半を経て、やっと少しだけ、母になった「私」のバランスみたいなものがとれるようになってきたのかなと。

 

それも家族や応援してくれる仲間たちのおかげ。感謝しながら、2017年も過ごしていけたらなと思っています。

 

今年もよろしくお願いします。


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ワーキングマザーが計画的週休3日を2ヶ月してわかったこと

前回までの記事はこちら。

ちなみに現在、計画的週休3日は3ヶ月目で継続中です。今回は、2ヶ月やってみての振り返りです。

 

 

1ヶ月週休3日をやってみた感想は

・意外といけるかも!という仕事面での見通し

・週休3日だと主に時間的な側面でのスペースが生まれる

ということでした。

 

そこで、これは来月も続けてみようとちょっとした実験感覚で2ヶ月目も週休3日を続ける計画を立てました。

 

しかし、2ヶ月目に入るとまた状況が変わってきます。

 

「やばい、けっこう仕事パツパツ!!」

という感じになってきました。

 

労働時間が短くなった分(残業なしは前提です)をさらに、計画的に先取りして、優先順位を決めて進めてなんとかなっていた1ヶ月目でしたが、2ヶ月目になると緊急ではないが重要な仕事(いわゆる第二領域のもの)や、緊急ではないけど、いつかはやらなければいけない仕事(スケジュール的に余裕のあるもの)が、積み重なってきます。

 

週休3日も短距離走と長距離走では、やはり課題も変わってきます。

 

長距離体制にするならどうしたらよいのかを考え、毎日30分~1時間、緊急度が低いけど重要だったりやらない選択を取れない仕事をする時間をつくりました。これによって、通常の仕事はより短い時間で進められるように設計しました。

 

けっこうきつぞと思いながら、ここまできたら続けてみようという意地と、2ヶ月やったらまたなにか違う発見があるかもしれないという好奇心で、途中何度か迷いながら2ヶ月目も継続。

 

なんとなくここまできたら年内続けるかと、残りの有給を計算しながら考えて、現在3ヶ月目を継続中ですが、2ヶ月目を終えて気付いたことをまとめます。

 

●1日8時間、週5日って最適なの?

私はいつ週5日80時間働くことを選択したんだっけ?なんとなくそういうものだと思って働いてきたけれど、週4日働く生活をしていたら、子育てしながら働く今の私はこっちの方がちょうどいいかもなと思うことも。

会社員なので会社のルールの中で働くわけだけど、ちゃんと自覚的に選択をしたいなと気がつきました。

 

●勤務時間を決めた方が効率的なのは会社の事情

やってみて、チームのメンバーに手間をかけてしまっているなと感じる瞬間は、「今週○曜日に○のチェックお願いします」→「ごめん、○曜日はお休みの予定です」というやり取りが発生した時。

あとは私は勤務時間帯も早めにしていて30分~1時間前倒しているので、相手の定時2時間前(そもそも相手は残業前提で仕事をしているが)は私の定時1時間前で、そういうタイミングで仕事を依頼されることも多いです。

 

そういう中で感じるのは、

・みんなが同じ時間、会社にいること

・みんなフルタイムで残業すること

それが当たり前の価値観というのはどうしてもある現実。

そしてみんな一緒の方が、会議のスケジュール調整もしやすいし、仕事の依頼もしやすい。効率的な仕組みなんだろうなと思います。

でも、ダイバーシティがない環境というのは、少数派からするとなかなか過ごしにくい。これは少数派になってみないとわからないことなのかもしれません。

 

このあたりのモヤモヤは、ライフシフトを読んでけっこうすっきりした部分もありました。

 

LIFE SHIFT(ライフ・シフト)

LIFE SHIFT(ライフ・シフト)

 

 

 

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