転ばせ方のデザインとは?
一輪車に早く乗せるためには「転ばせないこと」ではない。むしろ「転ばすこと」である。(中略)剥き出しのアスファルトの上で乗せるのか芝生の上でのせるのか?それともゴツゴツした砂利道でのせるのか?転んで傷モティベーションが失われかけたとき、誰かが声をかけるか?それとも自分一人でそれに向き合わせるか?(後略)
人材育成の観点から経験学習についての示唆ですが、「転ばせ方のデザイン」というのは、子育てにも多いに活きる点があると思いました。
転んでも泣かない息子
現在1歳5ヶ月の息子は、10ヶ月頃からつかまり立ちを始め、11ヶ月で立ち、歩くようになりました。歩き始めの赤ちゃんはよく転びます。しかし、息子が転んで泣いたという記憶はほとんどありません。
保育園の見学に通っていた頃、保育園の先生に最近の子どもは転んだ時に咄嗟に手をつくことができずケガをすることが多いという話を聞いていた私たちは、息子は転んだ時に「上手に転んだね!」「上手に手をついたね!」と声をかけていました。
転んでも誉められるので、息子は転んでもすっと立ち上がり、歩きだしてまた転んでを繰り返し、あっという間に歩くのが上手になりました。
息子の本来の性格もあるかもしれませんが、今振り返ってみると、転ぶ=失敗、不安というイメージを持たせることなく歩く練習ができていたのかもなと思います。
チャレンジする環境を整える
子どもはいろんなことをやりたがります。男の子だからか、危ないこともどんどんやろうとします。親としてはついつい「危ないから」と止めたくなってしまうことが多いですが、危なくならない環境をつくったり、ほんとに危ない瞬間は助けられる状態をつくることで、チャレンジさせてあげられることもたくさんあるんだろうなと思います。
子どものやりたい気持ちを大切にするために、チャレンジする環境をつくること、意識していきたいですね。
遊びに行ったおうちの補助輪付自転車が気になった息子は、自分より大きな自転車を一生懸命引っ張っていました。倒れたらどうしようかと少し怖かったですが、見ていたら上手に引っ張っていました。